【タイガース血風録 猛虎水滸伝】 村山監督任務は中村政権への土台づくり | 毎日のニュース

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 中日はトドのつまりGMにまで昇りつめた落合博満が事実上の“監督”であり“編成部長”であり、コーチ陣容も手の内となる…。

 最高権力者が人事において「ムシが好く」ヤツを選ぶということはこういうことなのだ。87年落合が九分九厘『巨人トレード』が決まっていたのにロッテの新監督となった有藤通世(当時)にはそうはさせじという気運があり、それをまんまと当時の監督星野仙一(現楽天監督)が嗅ぎ取って1対4のトレードで中日がかっさらった。だからどういう気分で落合が中日にやってきたか? についてはその時に集中的に星野仙一という『人間研究』を会社の金でやらして貰った? から知らぬわけではない。星野がどういう風にこのネチャッとした真反対の性格の陰湿な4番を制御するのに苦労したかはつぶさに見てきた。