9月の貸出残高は2・3%増 電力融資が増加 | 毎日のニュース

毎日のニュース

今日の出来事をニュース配信中!

 日銀が10日発表した9月の貸出・預金動向(速報)によると、国内銀行の月中平均の貸出残高は前年同月比2・3%増の406兆5626億円だった。電力会社向け融資や国内の企業の合併・買収(M&A)の資金需要が増え、大口の貸し出しが伸びた。増加は24カ月連続。

 個人向けの不動産関連ローンも、来年4月の消費税増税を意識した住宅の駆け込み購入で増加し貸出残高を押し上げた。

 大手銀行など「都銀等」は1・9%増の198兆6399億円、地方銀行・第二地銀は2・6%増の207兆9227億円だった。

 一方、都銀と地銀・第二地銀を合わせた実質預金と譲渡性預金の残高は3・8%増の591兆3569億円だった。