昨年9~10月、青森市のアパートで無職、太田しのぶさん=当時(31)=を犬用首輪で拘束するなどして監禁、暴行を加えて死なせたとして、傷害致死罪に問われた同居の無職、桑野貴志被告(39)=青森市=ら男3人の裁判員裁判の初公判が10日、青森地裁(武田正裁判長)で開かれた。
桑野被告と事務員、小形将人被告(38)=青森県平内町=は起訴内容を「間違いありません」と認め、無職、蝦名勝俊被告(39)=青森市=も共謀の日時が一部異なっているとしたが、大筋で認めた。
起訴状によると、3人は知人の無職、斎藤真紀被告(41)=青森市、同罪で起訴=と共謀、昨年9月17日ごろから10月5日にかけ、桑野被告の自宅などで、太田さんを警棒で殴るなどの暴行を繰り返し、多臓器不全で死亡させたとしている。斎藤被告の裁判員裁判は今年11月から別に行われる予定。