共和党好感度、過去最低の28% 米政府閉鎖で戦術失敗か 民主も落ちる | 毎日のニュース

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 米ギャラップ社は9日、米政府機関の一部閉鎖後に実施した世論調査結果を発表、共和党に好感を持つ国民は28%と1カ月で10ポイントモ急落、調査を開始した1992年以来最低となった。

 下院多数派の共和党は、オバマ大統領が推進する医療保険改革の延期を求め暫定予算案を承認せず、政府機関閉鎖に至った。同社はその戦術が「奏功していない」と分析している。

 ただ、民主党に好感を持つ人の割合も4ポイント減の43%に低下、危機を打開できない政権側にも不満が強まっていることを示した。

 共和党にどんな印象を持っているかとの問いに、好印象と答えた人は28%で、これまでの最低だった98年12月の31%を下回った。良くない印象があるとの回答は先月から4ポイント上昇の62%と過去最高になった。

 共和党支持者の間でも、共和党に良くない印象を持つ人の割合が先月から8ポイント増え27%となった。予算協議などの対応をめぐり、党内の亀裂が深まったことをうかがわせている。(共同)