ルーマニアで昨年8月、東京都内の大学に通う益野友利香さん=当時(20)、兵庫県宝塚市出身=が殺害された事件で、同国の最高裁は7日、殺人などの罪に問われたニコラエ・ブラッド被告の上告を棄却し、終身刑が確定した。在ルーマニア日本大使館が9日、明らかにした。
高裁は3月、ブラッド被告が益野さんら3人を殺害したなどとして終身刑を言い渡していた。
益野さんは、日本語を教えるためにルーマニアに渡航。司法当局の発表では、ブラッド被告は益野さんを市内の主要駅まで連れて行くと言って近づき、暴行、絞殺したとされる。