谷垣法相、3回目の死刑執行命令 横浜中華街店主射殺の熊谷死刑囚 | 毎日のニュース

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 法務省は12日、平成16年に起きた横浜中華街料理店経営者射殺事件の熊谷徳久死刑囚(73)=東京拘置所=の死刑を執行したと発表した。死刑執行は、第2次安倍政権発足後の今年2月21日の3人、4月26日の2人に続き、谷垣禎一法相のもとで3回目で、執行された確定死刑囚は計6人。これで未執行の確定死刑囚は132人となった。

 谷垣法相はこれまで、就任から2カ月後、さらにその2カ月後に死刑を執行してきた。今回は4カ月半の間隔を空けての執行となった。

 確定判決などによると、熊谷死刑囚は16年5月、飲食店を開く資金を工面するため、横浜中華街でレストランを経営する男性=当時(77)=を横浜市中区の自宅前で待ち伏せし、短銃で男性経営者の頭部を撃って殺害。男性のバッグから現金約44万円を奪った。約1カ月後の同年6月には、東京メトロ渋谷駅構内で、男性駅員を至近距離から短銃で撃って重傷を負わせ、駅員が持っていた紙袋を奪って逃げた。