トルコ中部の観光地カッパドキアで新潟大4年の女子学生2人が刺されて死傷した事件で、トルコの捜査当局に拘束された容疑者の男が10日、調べに対し「私がやりました」と犯行を認めた。カッパドキアの地元紙記者が捜査幹部の情報として明らかにした。
トルコのドアン通信などによると、拘束されたのは26歳の電気作業員。捜査当局は被害現場の遺留物と男のDNAが一致するかを鑑定するため、首都アンカラの研究施設にDNAを送った。凶器に関する捜査や動機の解明も急ぐ。容疑者は27歳との報道もある。
トルコの一部メディアは容疑者には薬物乱用、わいせつ、窃盗など17の犯罪歴があり、最近刑務所から出所したばかりだったと報じた。被害者が滞在していたギョレメ周辺を、3日ぐらい前から赤い車で走り回っていたという。
検察当局は、今回の事件に関する捜査情報を一切発表しない方針を決めた。(共同)
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