ロシアのムトコ・スポーツ相は8日、モスクワで記者会見し、同性愛を公の場で宣伝する行為を禁じる「同性愛宣伝禁止法」が来年2月のソチ五輪に与える影響を打ち消した。「(全ての選手の)権利が守られる環境をつくる。選手や競技団体はリラックスしてもらいたい」と語った。
未成年者を対象とした宣伝などを禁じた同法は、6月にプーチン大統領が署名。これに対して国際オリンピック委員会(IOC)などから差別的だと批判が起きている。国際陸連総会後の会見で同スポーツ相は「この法とは別に、全ての市民の権利を保障する憲法がある」と弁明した。(共同)