譲が産まれてきた証として
たくさんのものを
残すことが出来ました。
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⚫︎対面すること
まずは譲の姿の記憶。
人工死産する人の中には
会わない選択をする方も
いるみたいです。
私は特に迷うこともなく
会うことを選びました。
ただ、お腹のそとへ内臓が
出ていることが分かっていたので
それは見る自信がなく
おくるみをした状態になってから
会わせてもらうよう
お願いしてありました。
病室で一緒に寝てもいいし
会いたくなったら
看護師さんに言えば
すぐ会わせてもらえる
と言っていただけました。
譲は1度自宅に連れて帰り
出産から3日後の火葬の
予定だったので
なるべく姿が変わらないよう
基本的には涼しい部屋で
預かってもらって
会いたいときだけ
会わせてもらいました。
⚫︎写真
譲の写真を残すこと、
譲と一緒に写真を撮ること。
私たちはこれも迷うことなく
行いました。
実際に対面したとしても
やっぱり人の記憶は
薄れていってしまうものだと
思います。
だからちゃんと残しておこう
と思いました。
譲の写真は今、
プリントしてフレームに入れ
骨壷の隣に飾ってあります。
写真を見て涙を流すんじゃなく
私は見るたび笑顔になれます。
他の人の目にどう映るかは
わからないけど
私にとっては、本当に愛おしくって
自然とニッコリできます。
⚫︎手形と足型
小さな小さな手形と足型を
取ってくれました。
特にお願いしたわけでもなく
取れるとも思っていなかったから
これは本当に嬉しかったです。
へその緒も残すことが
できたんだけど
譲の胎児異常の特徴として
へその緒が極めて短い
ということがあり
実際、本当にほんの少ししか
へその緒がなかったらしく
残すことができませんでした。
⚫︎母子手帳への記入
体重や身長の記入をするかどうか
事前に聞かれ
記入をお願いしました。
譲の母子手帳やエコー写真は
ずっと取っておくつもりです。
⚫︎お骨
火葬を頼む業者によって
変わってくるのかもしれないけど
私は業者に頼まず
個人で火葬を予約し、
収骨も普通に出来ました。
朝はまだ炉が温まりきってなくて
小さな体でも
骨が残りやすいみたいなので
朝9時に予約し
火葬時間は1時間くらいでした。
譲は妊娠20週4日で産まれて
体重260g、身長21㎝でしたが
しっかりとお骨が残りました。
***
人工死産を選ぶ方の中には
何も残さない方もいらっしゃる
かもしれません。
でも、私がもし何も残さなかったら
譲を妊娠したことすら
夢だったんじゃないかって
そう思ってしまいそうな気がして
なりません。
譲が生きたこと
譲が死んだこと
それをちゃんと受け止めるため
産まれた証を残すことは
私にとって必要なことでした。
