ニュージーランドでのこと。

もう半年くらい前のこと。あらゆるしがらみから逃れたかったし、自分の心と向き合いたかったので、短期間に色々な国を訪れた。

そのうちの１つがニュージーランド。

ニュージーランドは先進国の価値観を良しとせず、自国内ですべてをまかなおうとする芯の通った国。経済制裁をされてもなお、折れずに自分の良しとする感覚を守り抜く。食材は健康で、人は明るくて子供を大切にしている。

自然とともにうまく生きている。

朝、目がさめてカーテンをあけると猫ちゃんが。
視線をなかなか離してくれなくて、じっと見つめ合った。

お世話になっている方に素敵な場所を案内していただいた。

空が広くて、水が青くて、草が緑で、って言葉にすると当たり前のようなんだけど、都会にいるとこの感覚って鈍ってしまう。
大空を自由に舞うパラシュートを眺めていたら、私ももっと自由にならなくちゃな～なんて。

今までになかったエネルギーが充満する場所。
優しいんだけど、強い、そんな感覚。

大きな一軒家にひとりで。周りは自然しかなくて、本当にこわかった。（笑）
結局家中の電気を全部つけて寝た。

シャワールームから見える外もとってもよかった。

夜中に目がさめてしまったので、昼間に手にいれたマヌカハニーの写真なんか撮ったりして気を紛らわす。

そうこうするうちにやっと寝れたようで、強烈な朝日で目がさめた。
その後数日間ここにいて、太陽がのぼる直前から鶏の鳴き声が聞こえることがわかった（＾＾）

昼間は本当に本当に本当に美しい湖へ

まるで鏡のよう

ここにいたら、自分の抑えていた感情が自然と爆発した。

こんなに鳥の声が心地よくて、舟で感じる向かい風が気持ち良くて、森の中が安心感があるってしらなかった。葉っぱや花の香りをじっくり嗅いだのもはじめてで心がどんどん開放されていった。　本当の生活の豊かさを体感した。食材に対する愛情から無駄にしたくない気持ちが強くなっていった。感謝の気持ちやこれまで断念してきたこと、曖昧な人間関係、いろんな感情がごっちゃになって泣きたくなった。

今までで最も浄化が進んだ場所だった。やっと今このときのことを振り返れるようになったみたい（＾＾）