何事も一言で言い切ることは至難の業ですが、「老化とは何ぞや?」と言う問いに答えを出したいと思います。


40代、50代になると老化を自覚することが増えてきますよね。


少し動くとすぐバテる

気力が湧かない

頭が回らない

寝ても疲れが取れない

シワが増えた

肌がくすんできた


これらの根本原因は何なのか?


ザックリ言うと還元力の低下です。人は酸化還元反応によってエネルギーを造り出したり、細胞を修復したり、体に入ってきた病原菌などを退治したりしています。


しかし加齢が進むと還元力が衰えて酸化ばかりが進むため、エネルギーが十分に作られなくなったり、細胞の修復力が低下したり、病原菌をしっかりと退治できなくなったりするわけです。


これが老化です。


この老化のスイッチと思われるのが、ビタミンB3であるナイアシンアミドをβ-NMNに合成するための酵素である「NAMPT」です。この酵素が加齢により減少してしまうので、体内でNMNが造られづらくなり、そのためNMNを材料として造られるNAD+が十分に造られなくなってしまうのです。


NAD+は細胞内のエネルギー産生や抗酸化などの酸化還元反応に必要不可欠な補酵素です。このNAD+が減ってしまうため、還元力が低下して、老化とされるさまざまな変化が起こってしまうわけです。


細胞が活力を失うと、免疫力にも大きな影響が出てきます。マクロファージやT細胞・B細胞、ナチュラルキラー細胞なども細胞ですので、身体に侵入した細菌や有害物質を除去する能力が落ちて、病気になりやすくなります。加齢と共に免疫力が落ちて病気にかかりやすくなったり癌などができてしまったりするも、原因は還元力低下に起因する細胞の劣化です。


NAMPTについては現在も研究が進められており、いずれ抗老化薬として市販されることと思います。しかし未だNAMPT回復・補給薬は完成していませんので、次善の策を選ばざるを得ません。


それがNMNの服用です。


ナイアシンアミドからNMNが造られづらいんだったら、NMNをサプリメントとして服用して、体内のNAD+を増やしてしまえということです。


これがわたしが今実践している細胞活性化です。効果は大きく、体力的には20歳以上若返っている実感があります。日々の生活が非常に楽になり、また前向きに楽しく過ごせています。


NMNの服用だけでは不十分ですので、以下のことも同時に実践しています。


タンパク質の積極的摂取

糖質の適量摂取

ビタミン・ミネラルの十分量摂取

コエンザイムQ10の摂取

脳にも効く抗酸化物質の摂取

R型αリポ酸の摂取(追加)


具体的なサプリメントについては過去記事を参照してください。




老化に争うのは見苦しいという意見もありますが、老いるということはイコール病気にかかりやすくなるということです。ですので私は病気に負けずに元気で健康に生きるための方法として、細胞活性化によるアンチエイジングを模索しているのです。付け焼き刃的な対症療法ではなく、体を細胞レベルで根本的に若返らせることにより、免疫力を復活させて、病気に負けない健康な心身をキープし続けたいと思っています。


だからといって誰しもにお薦めできる方法ではありません。還元力ブーストの安全性は保証できませんしね。


もし興味がありましたらアンチエイジングやダイエットの過去記事をお読みください。




そうそう、老化を一言で言い切るんでしたっけ。帝国憲法第1条を起草した井上毅の心境になりますね。


「老化とは身体の酸化である。」


シンプルに言い切れたw 満足♪

ではでは。