ミトコンドリア活性化 老化により減少するATP産生の回復について





1月の記事で書いた通り、顔の老化・劣化を修復するために、ミトコンドリア活性系のサプリメントを探して飲み始めました。これが凄く効いたんですよ。顔も含めた体全体にw



試したのは、


PQQ(ピロロキノリンキノン) 20mg

還元型コエンザイムQ10 100mg

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド) 416mg

5-ALA(5-アミノレブリン酸) 50mg

アスタキサンチン 10mg


安くて充分量が配合されたサプリを探して試しました。そしてこれらが十分に効果を発揮できるようにビタミンB群とミネラル類が摂れるマルチビタミンを併用しました。選んだのがコチラ。



妻が飲んでたので便乗したんですがね。ビタミンB群の質・量とも国産マルチビタミンの比ではありません。ミネラルもマグネシウム以外はまずまず。これならミトコンドリア活性に充分働いてくれそうです。鉄が入っていませんので、鉄が足りない方(特に女性)は鉄も摂った方がいいでしょう。


ちなみにアルコールを飲む人はアルコール代謝のためにビタミンBやビタミンCが大量消費されますので、余計にビタミン補充が必要です。タバコ吸うとミネラルも消費されます。甘いものを食べればビタミンBが消費されます。よくビタミンミネラルは普段の食事で足りているので、マルチビタミン・ミネラルは不要だと言う意見がみられますが、それは欠乏症が防げるレベルの摂取量に対してであって、ビタミンミネラルが体の中で十分な薬理効果を発揮するためにはアメリカのFDAが提唱しているくらいの量が必要です。


材料は揃いました。ではミトコンドリアを活性化させると何が起こるのかを説明しておきますね。


人を動かしているエネルギー、車で言うところのガソリン、扇風機で言うところの電気に相当するのがATPと言う物質です。これは糖や脂肪を原料に体内の主にミトコンドリアやクエン酸回路などで作られるのですが、加齢とともにミトコンドリアによるATPの生成能力が減退してしまいます。ですので歳をとるとすぐにバテたり、疲れたりしてエネルギー切れを起こすわけです。


では何故ATPの生成能力が落ちるのかと言いますと、加齢と共にATP生成に必要な体内の還元型コエンザイムQ10や、細胞を活性化させるNAD+が減少するためです。ですから還元型のコエンザイムQ10やNAD+の前駆体であるNMN等を摂取して細胞を元気にすれば、ミトコンドリアがバンバンATPを産生して、若い頃のように活動できる大量のエネルギーが得られると言う訳です。NAD+はミトコンドリアに作用して酸化型になったコエンザイムQ10を還元型に戻す役割もありますので、還元型コエンザイムQ10の再生にも役立ち、ミトコンドリアのATP産生システムの循環に寄与します。


このシステムを稼働させるとダイエットにも効果があると言うオマケが付きます。少ない糖で多くのエネルギーを作り出せるので、体の糖欲求が抑えられるからです。



この動画は大変ためになるのでぜひ見てください。ダイエットに対する考え方が180度変わってしまうくらいの情報が詰まっています。


ちなみに加齢とともにミトコンドリア自体も減少してしまうのですが、このミトコンドリアを増やす方法が運動とファスティング(断食)と寒冷刺激等になります。こう言った擬似的生命の危機みたいな状況に対して、生命維持システムが防御反応として発動し、生命活動の活発化を誘発するんです。筋トレで脳内覚醒物質が射出されるのもこのシステムのためです。なんだか体に物凄い負担がかかっているぞ? 生命の危機か? じゃあリミッターが外れるように覚醒物質を出すぞ!みたいなことが起こるんです。断食はお勧めしませんので、やはり運動習慣は大事だと思います。サウナも効果的ですね。風呂がある昔ながらのスポーツジムは大概サウナも付いていますので一石二鳥です。私も活用しています。


選んだサプリメントでメインなのが還元型コエンザイムQ10とNMNになります。そこにコエンザイムQ10と相性の良いPQQを加え、ついでにALAとアスタキサンチンって感じです。でもALAやアスタキサンチンもなかなか侮れない成分ですので、しっかり働いてくれていると思います。





ここからは推測になりますが、十分なタンパク質が摂れていることを前提とするとビタミンB群とマグネシウム、そしてNMNを500mgくらい摂取すれば現在のような体調を維持できるのではないかと思っています。ATP産生増加が現在の体調を作っているとしたら、NMN摂取によるNAD+の増加が全てを解決してくれると思うからです。コエンザイムQ10が体内にあれば、NAD+が還元型に戻してしてくれますので、NADも酸化・還元を体内で行えることを考えると、このサイクルがうまく回ると思います。ただし、NAD+はサーチュイン活性化において消費されてしまうので、毎日補給する必要があります。万全を期してコエンザイムQ10も摂取するにしても、NMNを摂っている限り安い酸化型コエンザイムQ10でも十分だと考えられます。


とは言え最初から5つ成分をセットで摂取していますので、どれが効いているのかは正直判断できません。でも調子がいいので、しばらくはこのままの形で続けようと思います。


NMNを選ぶ際は耐酸性カプセルかコーティングがされたものを選ぶと良いでしょう。舌下や胃で吸収するよりも腸で吸収した方が3〜6倍吸収率が良いようです。同じ容量でも効きがまったく違ってきますのでコスパがいいです。アマゾンで売っている日本サンテのNMN(冒頭の画像参照)は腸溶性コーティングがされていて250mg×60錠で2,480円と大変お手頃でおススメです。1錠から2錠に増やすと薬理アップが体感できますので(個人差あり)、個人的には効いている実感がある商品です。


これらのサプリメントを摂取するにあたって、腸活も行いました。いわゆる腸内フローラってやつです。サプリメントの有効成分をなるべく多く吸収するため、そして肌のケアのために腸の調子を良くしたいと思ったからです。


たまたま手元にあったのでプロバイオティクスとしてビオスリーを摂取し、プレバイオティクスとしてイヌリンとフラクトオリゴ糖を摂取しました。これらはカフェインレスコーヒーに入れて朝飲んでいます。最初はオナラがプペプペと細かく出て困りましたが、2週間ほどで治ると便の匂いがほぼ消えました。いつも加齢臭のキツイ便をしていたので、無臭さ加減に驚きましたよ。すごいな酪酸菌w


って事でミトコンドリア活性化は非常に効果が大きいです。体感ありありなので皆様にお勧めしたいんですが、ただ一つNMNは人が長期摂取した時のエビデンスがないサプリですので、将来とてつもない悪影響が出る可能性を否定できません。アンチエイジングどころか若返りさえも期待できる夢が膨らむサプリなんですが、まだ闇も大きそうなので、摂取する際は自己責任でお願いします。


朝から活力や気力が湧いてきて、夕方になっても夜になっても減退しない感覚があります。それでいて寝るとスコーンと深く眠れる。若い頃の「うっしゃー、やってやるかー!」みたいなやる気が続くみたいな感覚です。単なる短時間ブーストではなく、一日中底上げされている感覚です。


書いた全てのサプリメントを摂取して1ヶ月の予算が8,000円程度。そこそこの金額ですが、効果を考えれば安いものです。スポーツジムの月会費の方が高いですからね。しばらく続けてみようと思います。


こんな長文を最後までお読みいただきありがとうございます。今週はここらで一休みしましょう。続きは来週アップします。次は④フェイスケアですね。老化は顔と首と手に出ます。きちんとケアしてあげましょう。


なかなかの長編になってきました。

ではでは。