「愛を読むひと」(2008年、米独)
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、ブルーノ・ガンツ
あらすじ:第2次世界大戦後のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナと出会い、性的関係に夢中になる。ハンナの好きな本をマイケル朗読して聞かせるのが楽しみでもあった。しかしハンナは突然去り、8年後法科大学生となったマイケルは、ナチスの戦犯者を裁く法廷で被告として出廷するハンナを見る。ハンナは戦時中、アウシュビッツの看守で、大勢のユダヤ人殺害にかかわっていた人物だった。
アカデミー賞作品賞にノミネートされたものの、「スラムドッグミリオネア」「ミルク」など強力な作品が並んだ年だったので、受賞には至らなかったみたい。
前半は年上女性との恋に溺れる少年の話。
15歳少年と大人の女性のラブシーン。
犯罪ですね。見ていて気持ちよくない・・・。
マイケル役の少年は不細工なのに体だけは立派。
最近「タイタニック3D」でケイトのピチピチした裸を見たばかりなのに、こちらの映画ではくたびれた姿・・・・。ううぅ。
こうした体を張った演技を含めて、ケイトは主演女優賞に輝く。
いかがわしい物語かと思っていたら、中盤はナチスの話になります。
勉強のために裁判を傍聴した若者たちは、違和感を抱く。
ナチスは悪い。法に基づいて裁くのは簡単。
でもユダヤ人大量殺害の事実を知りながら、当時の大人は黙って見ていたのか?
朗読をしてあげたのを思い出し、マイケルはハンナが読み書きができない文盲だと気付きます。
ユダヤ人の遺族側からすれば、到底許すことのできない看守だったハンナ。
刑務所で老いた日々を過ごすハンナに、中年になったマイケルが朗読テープを送る。ほんの少しの安らぎだった。
とても重い内容でした。