いわきを彩る儒学者展、本日2日目です。

 

いわきの儒学者の遺墨や遺著などを展示しています。

いわきの儒学者とは、神林復所・室桜関・神林惺斎・大須賀筠軒・吉田景雲の5人です。

 

神林復所は、艮斎の友人。佐藤一斎と林述斎に学びましたが、一斎の陽明学は継承しませんでした。磐城平藩主安藤信正公のブレインです。幕末の開明派老中です。

その子の神林惺斎・大須賀筠軒兄弟は、艮斎に学びました。

筠軒は詩画の才能を発揮し、明治時代を代表する漢詩人として知られました。

室桜関は、徳川吉宗のブレイン室鳩巣と同族で、安藤信正公のブレインです。

景雲は、桜関に学びました。彼の塾は、いわき近代教育発祥の地となりました。

 

内藤露沾公の俳句の短冊も特別展示しています。

 

露沾の弟子の二世服部沾圃は、郡山宿俳壇の祖となりました。

 

 

筠軒は、南宗画を描きました。

 

 

入場料は、図録代込みです。下記のように、掛け軸の写真・訓読・語釈・現代語訳が印刷されています。

 

 

下記の菊の画は、筠軒が、福島県令三島通庸の暴政に怒って郡長を辞したときの詩がかきつけられています。

 

 

下は、神林復所の著作です。