『安積采女の真実』を7月に歴史春秋社から出版しました。

 

福島民報と福島民友に記事が掲載されましたので、ここに紹介いたします。若干記事を加筆修正しています。

 

福島民報(郡山版とネット)

 

安積采女 真の姿に迫る 福島県郡山市の安積国造神社宮司・安藤さん シリーズ第5巻発刊

 

 福島県郡山市の安積国造神社宮司安藤智重さんは采女の歴史や文化に焦点を当てた『安積采女の真実』を執筆し、歴史春秋社から発刊された。采女については悲恋伝説が多く語られているが、安藤さんは「古代安積郡の繁栄を伝え、明るく華やかな存在。真実の姿を知ってほしい」と話した。

 「安積」に焦点を当てた「歴春ブックレット安積」シリーズ第5巻として発刊された。

 万葉集や続日本紀、歴史学、考古学、民俗学などの知見に基づいて「安積山の歌」「郡司と采女」「安積山の歌は采女の創作」「葛城王、後の橘諸兄」「安積郡衙と虎丸長者」「安積采女伝説の創始」など31項目で歴史を考証・解説し、安積采女の真の姿に迫り、安積郡の繁栄ぶりも示している。

 今年、市制施行100年に当たり、安藤さんは「節目の年に歴史を見直すことは大切だろう。郡山の歴史に誇りを持ってもらいたい」と話している。

 県内各書店などで購入できる。一冊770円(税込み)。

 

福島民友新聞社(全県版)

 

安積国造神社宮司 采女の真実に迫る

 

 郡山市の安積国造神社宮司安藤智重さんは、歴史春秋社から新書「歴春ブックレット安積5 安積采女の真実」を発刊した。

 同書では、悲恋の話として知られる安積采女について、史料や歴史学などの知見をもとに「古代安積郡の繁栄を伝える、明るくて華やかな存在である」としてその実像を示している。

 万葉集に載る安積山の歌(安積采女作)について、安積山が現在のどの山を指しているのかや、古今和歌集にある「安積沼の花かつみ」に関する考察なども記載している。安藤さんは、「安積采女の真実を知ってもらい、采女伝説の暗いイメージを払拭したい。市制施行100周年を機に郡山の歴史を知っていただきたい」と話した。

 

記事は以上です。

 

なお安積山は、安達太良山のことです。

 

表紙は、日本画家・鈴木靖将先生の「梅の園」を掲げさせていただきました。