土浦城 | 城館のフィールドワーク

城館のフィールドワーク

全国にゴマンとあるという城館を、徒然なるままに紹介する探訪記。ときどき浮気して古墳も紹介。居住地の福島県が中心です。

30・31日の土日に、茨城県の2城を訪問。まず訪ねたのは、土浦市の土浦城。

二の丸に建つ土浦市立博物館には、正保城絵図の控とみられる「常州土浦城図」が展示してあった。現在よりも、霞ケ浦が城地の近くまで迫っていたことがわかる。

 

同館に展示の土浦城模型の本丸部分。

 

土塁上に建つ再建された西櫓。

 

昭和25年に解体されるまで、西櫓の屋根に乗っていた鯱瓦。復元された東櫓に展示。

 

復元された東櫓。西櫓と同じく土塁上に建つ。

 

東櫓から見た霞門と土橋。このルートは、東櫓から完全に制圧されている。ルート沿いには桜祭の屋台が並んでいるが、ここのところの冷え込みで、残念ながらお花見にはまだまだな開花状況。

 

現存する本丸の櫓門。

 

本丸東辺。右手に見えるのは東櫓。

 

二の丸南辺の堀。右手には、二の丸縁辺の土塁が見える。

 

城下に現存する藩校郁文館の正門。

 

城下の南門の跡地。今ではほとんど面影はないが、「常州土浦城図」に見られるように、往時は角馬出が構えられていた。右手のコンビニの敷地が、角馬出の形を踏襲しているようだ。

 

土浦銘菓の「九万五千石」。名称は土浦藩土屋家の石高にちなむとのこと。