小机城 | 城館のフィールドワーク

城館のフィールドワーク

全国にゴマンとあるという城館を、徒然なるままに紹介する探訪記。ときどき浮気して古墳も紹介。居住地の福島県が中心です。

年末年始の休みを利用して、相・甲・豆の城館を1城づつ訪問。先ずは、12月29日に訪ねた神奈川県横浜市の小机城。この城がきっかけで、城館にハマった人が幾人かいるそうなので、是非とも見てみたいと思っていた城の1つである。

 

登り口近くの電柱に、こんな掲示があった。小机城とマリノスのコラボ。

 

西郭南辺の横堀。西側から見たところ。

 

西郭南辺につながる土橋を西郭側から見たところ。奥の盛り上がっている部分を馬出とする見解もある。

 

解説板。略図中の「本丸」が西郭、「二の丸」が東郭。両郭の間にある南北に細長い曲輪を、本ブログでは中間郭と呼ぶ。

 

中間郭の北端から、西郭東側の張出と、西郭と東郭をつなぐ土橋を見たところ。手前側は、西郭と中間郭を画する横堀。

 

東郭の北側を断ち切る大規模な堀切。西側から見たところ。

 

西郭北辺の横堀。西側から見たところ。

 

とにかく横堀の規模が大きい。これを見たら、確かに城好きになるだろうと納得する。ところで問題なのは、西郭と東郭の関係。解説板にあるように、最終段階では西郭が主郭だろう。東郭は古い段階の主郭で、中間郭と西郭をつなぐ2つの土橋が、新旧の2時期に対応するのだろう。中間郭から横矢の掛かる南側の土橋が古い段階、西郭の張出から横矢の掛かる北側の土橋が新しい段階と愚考する。