着々と春子に備えています | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

今日のなばやま地方は一日小雨が降る寒い日でした。
心配された雪は時折舞う程度で、しいたけの芽は今のところ潤いがあり心配ありません。
 
さて、明日~明後日にかけてなばやま地方でも雪になりそうです。
春子が迫ってるし、駒打ちも進めなきゃいけないから何日も休んでられませんね。
今日は山に行けないので「かさっこ」の支柱をほだ場に配って回りました。
 
 
「かさっこ」は雨除けするための資材です。
ほだ木に沿って支柱を立て、上にビニールを張ってしいたけに雨が当たらないようにします。
雨はしいたけの発生や生育に必要ですが、収穫期の余分な雨はしいたけの品質を低下させてしまいます。
そこで雨除けしてできるだけ品質のいいしいたけを採るよう心がけています。
 
 
今ほだ場中でたくさんのしいたけの芽が出てきました。
皮を割って出たばかりで分かりにくいですが、白い粒粒が見えますか?
その一つ一つがしいたけの芽で、これから生育し今月末から来月初めに収穫できるようになります。
 
 
まだ芽は小さいのでビニールを張るのはまだまだ先のことです。
でも、収穫が始まってからでは準備が間に合いません。
そこで、なば採り(しいたけの採取)や駒打ちの合間に支柱を立てて準備しておきます。
 
 
すでに、「春光」の新木には支柱を立て、支柱の頂点部をハウスバンド(黒い紐)で結んであります。
こうすることでビニールを張った時に山状になるので雨がほだ木に当たらずスムーズに流れ落ちます。
 
 
ここまで準備できてたら手際よくビニールを張ることができますね。
できることは少しでも進めて春子に備えています。
 
 
過去の写真ですが、ビニール張ると雨が降っても乾いたきれいなしいたけが収穫できます。
乾燥すると雨をびっしょり吸った雨子とは品質の差は歴然です。
全てのほだ木に「かさっこ」をすることできませんが、品質の良いしいたけを少しでも多く採るよう努めています。
 
 
 
「かさっこ」を使った栽培は我が家のこだわりの一つです。
 
(^-^)ノ~~