カワラタケ(瓦茸) | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

 

白黒のコントラストがきれいですね。

屋根瓦のように多数重なって生えるキノコはカワラタケ(瓦茸)と言います。

サルノコシカケ科で硬質のキノコです。

白い部分は成長部分で扇状に生育します。

まだまだ生育しそうです。

 

 

カワラタケは椎茸栽培では害菌です。

湿度が高く蒸れやすい環境で発生しやすいです。

椎茸のほだ木にこれだけ生えると、発生部位からしいたけは出てきません。

私たちにとってはない方がいいです。

 

 

傘は薄く、裏側にはヒダの代わりに管孔(かんこう)という小さな孔が開いています。

キノコが成熟するとそこから胞子を飛ばします。

似たキノコに「カイガラタケ」が似たような環境で発生します。

カイガラタケの裏面にはヒダがあり、ヒダの有無で区別できます。

 

 

カワラタケは椎茸栽培では害菌ですが、多糖類のβーグルカンを多く含み免疫力を高める効果があります。

カワラタケから抗がん剤クレスチンが作られています。

ただ、単独使用より他の抗がん剤との併用されることが多いようです。

家庭では免疫力を高めるために、煎じて飲む方も多いです。

乾燥させたカワラタケをはさみで小さく切って煎じます。

煎じ液は苦みがなく飲みやすいそうです。

 

参考までに

1,カワラタケ煎じ液の作り方「カワラタケ療法と食事療法」より
(1)3日分一度に作る場合
  ヤカンにカワラタケ50gと水4ℓを入れて、約1時間煎じる。煎じ液は約2,4ℓ位できる。この  液をガーゼ等で滓を濾して3日に分けて服用する。煎じ液は必ず冷蔵庫へ入れて保管す   る。煎じ液が4日目まで残っても、腐敗して酸っぱくなっているので飲用しない。
(2)毎日煎じる場合
  カワラタケ20g、水1,5ℓをヤカンに入れて約1時間煎じる。ガーゼを使ってカワラタケの滓  を取り除いて、朝、目覚めたとき1回、朝食前2回目、昼食前3回目、夕食前4回目、就寝  前5回目、1日5回服用する。カワラタケの臭みで飲みにくい場合は砂糖かハチミツを加え  レモン汁を適当に混ぜると飲みやすくなる。 

 

(^-^)ノ~~