初物だけど・・・入れ木なば早すぎでしょ | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

お盆前の猛暑から一転、毎日ぐずついた天気が続いています。
山の仕事が遅れているのに困ったものです。
今日は午後から天気が回復したから、入れ木の下刈りに行ってきました。
お盆前に片付けたかったけど、あれもこれも少しずつ仕事が残ってしまいました。


草払いしたところはきれいに草が枯れて、風の通りも良好です。
ただ、3つの入れ木は笠木が薄く、中のほだ木が外から見えていました。
笠木の薄い所は補充したんだけど…
強い日差しが当たるとヒイロタケなどの害菌が発生したり、高温障害が起きそうです。




近づくと、あれっ
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
中にしいたけが見えるよ
入れ木(伏せ込み)に出たしいたけを入れ木茸(なば)といいます。
通常、中温性品種が20℃以下、「にく丸」などの中低温性品種が15℃以下になった頃に山で入れ木なばが見られます。
この椎茸は既存品種でありませんが、厳しい残暑が続くこの時期に入れ木なばを見たのは初めてです。




採れたしいたけは気温が高いので、傘の開きが早く、足が長いですね。
気温が高い時期からしいたけが自然発生するのも困りものです。




入れ木の笠木が薄くなってたのは
シカがしいたけを食べるために笠木を動かしたのが原因のようです。

いつまでも放置すると下の写真のようにシカが笠木を剥いでしいたけを残らず食べてしまいます。
ほだ木は直射の被害を受けてしまいますよね。




しいたけが出た入れ木は僅かだから、早めにほだ木を搬出したが良さそうです。

それにしても早い入れ木なばです。

(^-^)ノ~~