今日から「にくまる」のほだ起こしを始めました。
梅雨の間にきれいに下草を払ったのですが、今日現場に行くと入れ木(伏せ込み)はワラビに埋もれていました。
笠木（伏込みの上にのせた木の枝）を取り除き、ほだ木の大きさで大、中、小に分けて運搬車に積みます。
山から運び出したほだ木はクレーンで吊り上げトラックに積み込みます。
運搬車に積む時枠に入れていますから、積む込みの作業が楽です。
今日は秋晴れの快晴で日差しが強いので、ほだ木を直射から守るため、ネットをかけて作業します。
ほだ木に直射日光が１時間も当たるとほだ木表面は５０℃に達し、日が当たったところのシイタケ菌は死んでしまいます。
日差しが強いときは特に注意して作業を進めます。
人吉の市街地で今朝１４．４℃まで下がりましたが、矢岳は標高が高いので気温の低下が早かったようです。
ほだ起こしをしていると数枚ですが椎茸が出ていました。
「にくまる」は名前のとおり肉厚で丸みの強い椎茸です。
椎茸のヒダにぱらぱらと塩を振り、炭火などで軸焼きにするととてもおいしいですよ。
軸焼きは足をつけたまま、ヒダを上に向けて焼きます。
椎茸を焼いていると塩が水分を含んで水玉になりますが、水玉がつぶれて隣と引っ付きだす頃が食べごろです。
足は火が通ってないので、足を持って傘の部分だけ食べるます。
焼きすぎていないので、椎茸ほんらいのうまみがよく分かります。
まだ、椎茸の数が少ない今のうちにほだ起こしを終わらせないといけませんね。
明日もほだ起こし頑張ります。