先日2社さんの企業訪問に伺いました。
そのうちの1社さんの経営スタイルに度肝を抜かれました。
5S(環境整備)の徹底がなされている。
製造工場さんにて見かける3定。
「定品」「定置」「定量」
この取り組みに憧れて、
建設会社として「働く環境づくりへの貢献」に目覚めた経緯があります。
その会社さんは、
事務所にてそれがなされていました。
様々な所にテープが貼っており、
そこに文字が書かれている。
誰でもがその様な行動ができ、
均一された発言もできる。
そこに至るまでは相当なご苦労があったことは、
想像に難しくありません。
業績もすこぶる素晴らしい。
一方、我が社では10年前から続けている事務所の5S。
そう言いながらも中々浸透しない。
(今年度の9月までの実施率96.48%)
なぜだろうか?
(特に口酸っぱくも伝えない)
すぐに答えが出てきそうなものを数日間、
頭の片隅に置いてきました。
答えが見つかりました。
我が社の人事理念が少しだけ5S活動を上回っていたからでした。
【個性の尊重】
個性の尊重とは、
今でいうところのAIにも負けない仕事ができる人物像になるという事です。
5S活動のすばらしさ、憧れも持ちつつ、
もう一方ではロボットには絶対に負けない組織を創る。
仕事が大好きな集団であり、組織を創っていきたい。
5S活動があるからするのではなく、
仕事が大好きだから環境整備がしたい、
理想としてはそんな組織像です。
少々言い訳にも感じつつも、
【はたらく喜びを『人生の喜び』とする世の中を実現する】
このビジョンに共感していけることこそが、
目指す組織のかたちという所に辿り着きました。
VISION2030
5年後には今以上にそのかたちになっています。