障害者への差別 逸失利益、健常者の6割 | 旭ヶ丘整体院とネコたち

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ニャイドル院長のふくと滅多に治療院に来ないので出会うと幸運になると言われるまめ先輩と黒猫だいのブログです。一部医療問題も取り扱います。

アロマの香りで文字を書けます!マスクに書いて香り付けできますよ。

 

  この事件を覚えてますか?

 

平成30年2月1日

「重度の聴覚障害があった女児(11)が、暴走した重機(ホイールローダー)にはねられ死亡」

 

大阪の生野聴覚支援学校前で発生した事故です。

 

ホイルローダーを運転していた男がてんかんの発作で意識を失ったまま女児

 

を死亡させたんですが、事故は加害者の過失と認めながらも、損害賠償を

 

求めた裁判で加害者側は、

 

将来の就労で得られるはずだった「逸失利益」。健常者と同じ基準での算定額を求める遺族側に対し、被告側は、健常者の6割にとどまると主張した。

 

とのこと。さらに・・・

生まれつき重度の難聴で、自賠責保険の基準に照らせば労働能力は92%失われていると主張。大学に進学して正社員として就職することは難しく、将来年収額を、一般女性の平均の4割にあたる約153万円と算定。しかし遺族を支援する署名10万筆余りが地裁に集まった後、9月の弁論で被告側が約294万円に引き上げた。

 

加害者の弁護士も批判されたから慌てて年収額を2倍近くに引き上げたけど

 

これって弁護士が最初から障害者差別思考だからこんな金額になったとしか

 

思えない。しかも労働能力も92%失われてる、と勝手に決めつけてる。

 

 

この女の子は補聴器があれば会話が可能だったんだから減額される

 

いわれは全くない。

 

この弁護士はパラリンピックの存在を知らんのか?それとも知っててのことか?


NHKパラリンピック放送リポーターの聴覚障害者の後藤佑季さんは人工内耳を使用

 

してるので日常生活で支障はない。

 

なのになぜ大学進学も正社員も難しいと決めつけるのか。

 

 

誰だって事故や病気である日突然障害者になる可能性があります。

 

どんなに偉くても権力を持っていても「明日は我が身」「相手の立場になって考える」

 

という視点を持っていたいですね。