マル秘。  2007/01/13
 
このメールは、いとこの皆様、秘密厳守でお願いします。
 
私、実は、病気でした。
 
最後に皆さんにメールを送った10月13日、
 
癌の告知を受けました。
 
私は、兄が癌と闘ってきた日々を、
 
この目でずっと見てきましたから、
 
たまらなかったのでしょうね、
 
私は、「もし私が癌になったら、絶対に言わないで欲しい。」と、
 
いつもK彦さんや家族に伝えてきました。
 
それが、見事に、あっという間に、
 
先生より告知されました。
 
大腸、S状結腸の部分が、りんごの芯のように、
 
細ーくなっており、即・入院手術とのこと。
 
まさかね、、、まさか私が・・・、
 
    一通り、落ち込みもしましたが・・・、
 
結局、この病気をしっかりと受け止めることで、心が決まりました。
 
先の・・・、わからないことに怯えるなんてこと、しないぞ~。
 
術前の検査も済み、11月1日に手術を受けました。
 
 
癌は残念ながら早期発見ではなく、、、
 
大腸癌の部分を安全圏の両端10cmづつ多めに切り取り、
 
転移していた卵巣、虫垂、リンパ節(安全圏の第三節まで)も、
 
完全に取り除かれたそうです。
 
癌の進行度は、転移も腹水もありましたので、
 
ステージ3ということだそうです。
 
開腹し、先生方の目で見て確かめて完全に癌は取り除かれましたが、
 
血管やリンパから逃げていることも想定し、
 
今後は抗癌剤治療が始まります。
 
定期的に検査をしながら、経過を観察していただきます。
 
「いいですか。病気は、すべて、私に任せなさい!大丈夫ですよ!」
 
と断言してくださった先生にこのからだを委ねます。
 
「Hさんに大事なことは、気持ちです。気持ちを明るく持つこと。
 
そして、体力をつけること。この2つです」と、教わりました。
 
心の中で私は、「気持ちなら任せて。
 
ず~っと、陽気と元気が、私の自慢!」と呟きました。
 
 
お兄ちゃんが癌で逝って3年半、
 
母は子供に先立たれ、どんな思いで生きてきたんだろう・・・。
 
そう思うと、母にだけは絶対に知られないように・・・。
 
ごまかし、ごまかし、今日まで来ました。 
 
腸の良性のポリープを取る簡単な手術だったことになっています。
 
ですから今まで、いとこ会のみなさまには報告できませんでした。
 
いとこ会のみなさまを信じてはいますが、
 
万が一、叔母様方の耳に入ったら・・・、あっという間に・・・母に、、、
 
 
昨日、Z郎ちゃんより電話があり、
 
「Mちゃんちに行って来たよ。もう、隠せないよ。
 
  こんなにパソコン壊れているわけないし・・・。」
 
「だよね。」
 
みなさま、甲府で再会の後、
 
入院、手術、再入院と色々経験いたしましたが・・・、 
 
私、徐々に食欲も体力も戻ってまいりました。
 
長い人生、こんなこともあるわねーと、
 
今は復活に向け、ゆっくりのんびり歩いております。
 
ご心配なく、ね!
 
 
あー、思い起こせば、告知から今日まで、ちょうど3ヶ月、
 
ちっともめげずに、毎日明るく生きて来れましたのは、
 
家族のみんな、兄、姉達、甥っ子、姪っ子、友達、皆様のおかげ、
 
一生忘れることのない、みんなからの思いやりのおかげでありました。
 
人の心の温かさに、なにもかもが救われました。
 
温かい気持ちに守られている私。
 
  なんと幸せなことかと、つくづく感じる毎日です。
 
こんな元気印の私でさえも、病気ってこともあります。
 
   みなさま、どうぞ、ご自分のお体、本気で、お大切に。
 
  いとこのみなさまへ。(マル秘でよろしく)
 
       HLMより。