入交家住宅(伊賀上野) | 史跡巡りのブログ

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入交(勘平)家

種 類:武家屋敷

創 建:寛政年間(1789~1800)

建 物:主屋、表屋、長屋門、土蔵

指 定:県指定文化財

所 在:伊賀市上野相生町








(入交家について)

長曾我部家の旧臣。慶長5(1600)年、関ヶ原合戦で没落していた入交家3兄弟(惣右衛門、太郎右衛門、助左衛門)は、藤堂高虎によって召し抱えられました。その後3兄弟は、藤堂家のお計らいにより、それぞれに居宅が与えられました。寛永7年の記録では、惣右衛門は200石、残り二人は160石とありました。3兄弟の内、太郎右衛門の3代目重兵衛重克の弟勘平成富は、重克の養子としていましたが、宝永年間に藩主高睦の命によって、勘平成富は別家(入交勘平家)を立ち上げました。当初、入交勘平家の屋敷は、四ツ辻の北東(上野忍町)に構えていましたが、寛永年間に三之町辻(現在地)へ移りました。この地は、商人の町と武士の町の境界線にあたる地域でした。入交勘平家菩提寺は、小田町平井の日蓮宗法運寺でしたが、近年、本寺の上行寺(寺町)に移りました。




(感想)

普段は有料ですが、私が行った時には無料で入らせてくれました。屋敷全体の保存状態がかなり良く、伊賀上野城とセットで見ておきたいところです。となりには、昭和58年頃まで料亭旅館として使われていた栄楽館があります。