『コスパ』と、いうワードをよく見ますが、


個人的に、子供の教育に関して

コスパという言葉は当てはまらないと思ってます。


なぜなら、私は子供には、相当色々なことをやらせてきました。そして、子ども自身が


色々なことをやらせてもらってマジで有難かった!なぜなら、いろんな場所でいろんな人と話になったとき、会話の引き出しがたくさんあったから。あと、勉強以外の習い事の経験は受験でも活かされた。


と、言ってました。


たとえば、ピアノの発表会やコンクール、バレエの発表会などを経験してると、人前で発表したりすることにさほど緊張しない。コンクールに比べたら他愛のないこと。


と、言うことで


2人とも、大学でのグループディスカッションやスピーチ、プレゼン…等々、平気らしいです。

就活中のお子様を持つ親ならおわかりだろうが、文系なら特に、グループディスカッションは必須スキルです。理系は、研究発表がありますね。プレゼン力は大事です。


そんなわけで、幼少期からの習い事は勉強以外でも無駄なことは1つもなかったです。


高校まで公立、大学は国立。

ほんとコスパのよいコースだったわ〜!


と、言う親をたまに見かけますが

経済的理由がない限り、コスパが良かったのかどうかは、長い人生のなかではわかりません。


各大学の就職実績を見ればわかると思いますが、本当にどこの国立大学でも、全ての私大より就職実績は良いでしょうか?


そんなわけありません。もちろん立地もありますが、旧帝ですら地方国立と言われる大学もあるのに、旧帝以外の国立と関西や首都圏の難関私大のどちらが就職が良いのか?と調べれば一目瞭然です。


ということは、大学時代にどのような子達が周りにいて、OBOG達の引きがあるのか?ないのか?等々を考えれば、自然と知らないことも知ることになり、周りに影響されて就活にも早い段階から活動しだせば、それだけでも全く先は変わります。


これは

とある学生さんの話ですが


都内のとある私立中高一貫校の子で、コミュニケーション能力は全くなく、でも勉強だけはどれだけでも集中できる。そんなことから大学はどこを目指そうか?と、考えていたところ、学校で普段話をする子達が医学部を目指しているという話を聞いたわけです。そして、その子達の親はみんな医師だったそう。


うちの親は普通のサラリーマンだから、自分は医学部なんて無理だな…と思っていたところ、とある子が国立医学部を狙うと言っていたのを聞いて、この子が狙うなら、自分の方が勉強もできるし、これは狙えるのでは? 


と言うわけで目標が決まったので、そこからの猛勉強が凄かったらしい。高2のときに高3が受ける東大模試を受けて理ⅢがB判定。


ということから、このお子さんは、この中高時代がなかったら医学部を目指そうとも思わなかったそう。また、首都圏民の誰が聞いてもわかる中高は、大学の次に一生ついて回ります。就活でも出身中高は大きく影響します。更に、周りの友達の親は医師ばかりときてるため、自然と医学部のことや医師の仕事の生の情報が耳に入ってきたということです。


そのようなことから、

教育にコスパという考えは

当てはまりません。


また、本物の富裕層と言われるご家庭は、礼節を重んじ、他者に対しても丁寧に接します。そういう育ちをしている子が周りにいるだけでも、中高から肌で感じていれば経済格差というよりは、学ぶべき点があり少なからず影響も受けます。


実は、この格差を大学生で初めて感じると、鬱になった子がいたくらいでした。世の中は産まれた親次第でこんな差があるんだ!と、影響を受ける前に常識が出来上がったあとの年齢から、受け入れられないどころか、自分の親を恥ずかしくも思うようになる子も過去にいました。


私からすれば、今さら?


と思ったものでした。中高ぐらいの年齢ですとそこまで考えないといったところです。


アメリカの大学は、州立よりも私立の方が偏差値も難易度も上です。もちろん、日本の私大の学費なんて可愛いもんです。年間1,000万近い学費のIvy大学もあります。もちろん奨学金制度も充実はしてます。こんな桁外れの大学にそこまでして何故行くのか?というと、アメリカでは学歴で就ける仕事が決まってくるからです。ヨーロッパもこの辺りははっきりしてますよね。高卒と大卒はスタートラインがはっきり別れてます。また、出身大学もそうです。


この辺は、日本も少なからずそうですね。特に文系の就活は、大手企業にESを出しても大学によっては面接すらできません。



フィルター?


ガッツリあります。


また、今の時代では、就活サイトに登録する際

□一般入試

□総合型入試(AO)

□指定校推薦


など、チェック項目がありますから。かれこれ10年以上前の話ですが、私の友人が某大手商事会社の人事だったのですが、そのとき


推薦は使えないわ

だから、最近は、面接で受験方式を聞くのよね


と、言っていました。もちろん、今よりもAOや推薦が少なかった時代です。


日本は、受験方式が色々あるため、こういうことも出てくるわけですが、正直なところ、指定校推薦は一般入試よりも楽です。難関国立を狙う子は指定校推薦なんて狙いません。ということは、難関国立を狙う子よりも成績や学力が下の子達が、難関私大の一般入試では無理だから指定校推薦で狙うというわけです。


ただ、それで、入学できたとしても

就活の段階では、こんなチェック項目があるという最後までお得な受験などないのですね。また、大学に通いだしても難関国立落ち達がたくさんいれば、実力の差は必然的に見せつけられるはずです。


ですが


たまに、地方の親たちに多いのですが


うちの子、

推薦で大学決まったの!


と、推薦は一般入試よりも凄いと信じて疑ってなく喜んでいてびっくりしたことも何度かありました。


教育にコスパという考えをもつ親は、世の中の一部分しか見えてないです。言えば言うほど、世間知らずな親だわね


と思ってしまいます。


まぁ…それでも占い師にコスパはあるかもしれませんね😅


でも、予約が埋まってるような人気の占い師さんが、安価で受けるか?と言えばおわかりかと…


また、これは、私が最近感じたことですが、どうも、タロットや霊感占い師が人気で、四柱推命や紫微斗数や占星術など、生年月日などから算出するいわゆる統計学的な占いは算出した結果があるわけで、そこに魅力を感じるのか?と思ってましたが、長い年月で得た経験から同じ結果でも、その道に精通した占い師さんは、教科書通りの答えだけを言ってるわけではないのです。1つの結果に対してたくさんの見方ができるため、こういうベテランの占い師さんは長い年月からの経験もあり電話や結果だけの報告よりも、やはり対面で視てもらうに限ると思うようになりました。


コスパが良い

と本当に思うのは、すぐに感じることではなく、もっと先にわかることではないですかね。


コスパが悪いと思ってたけど、いやいや実はかけたお金の何倍も得をした。というのが、本当の意味でのコスパが良い

ということではないでしょうか。