曼珠沙華
おはようございます。いろはです。京都へ日帰り旅行に行ってきました。お天気に恵まれ、絶好の行楽日和です。朝早くの電車に乗り込み、まず敦賀で下車。サンダーバードに乗り換えます。北陸新幹線が開通してからというもの、京都に行くのは今回が初めてになるので、乗り換えに不慣れながらも、どこか新鮮な気持ちで改札をくぐりました。京都に着いてからは、行きたい美術館や雑貨屋さんを練り歩きつつ、気になったカフェやお土産屋さんに入ったりと、猫のように自由気ままな京都散策を満喫しました。道中、脇の水路に彼岸花が咲いているのを見かけました。彼岸花は、9月下旬から10月上旬までが見頃だそう。ですが、今年は猛暑の影響で開花が遅れたことで、もう少し鮮やかな姿を観ることができるらしいとのこと。特徴的な形状の彼岸花には、たくさんの呼び名があるのをご存知でしょうか。曼珠沙華、狐花、地獄花、雷花、スパイダーリリーなどなど。どれも面白いですね。私は曼珠沙華が好きです。漢字の並びや音の響きがまるで呪文みたいでいい怪しさがあります。強烈な彼岸花の赤は、通り過ぎる人たちの脚を引き止めます。私も、ついうっかり彼岸花に見惚れてしまい、しばらく動けずにただじっとそこに佇んでしまいました。ずっと見つめていると、日光をうけて燃え盛る炎にも見えてきました。対峙するごとに違う印象を伝えてくる彼岸花。呼び名が多種多様なのは、きっと人によって、もしくは時間帯によって、魅せる表情が違うからなのだと思います。