おはようございます。いろはです。
先日、私と友人と友人母の女3人衆で『深堀隆介展』を見に行きました。
深堀さんの2.5Dペインティングの金魚たちを前に凄いねすごいねと言い合い、
感動的な時間を一緒に共有できました。
事前に受付スタッフとして展示は見ていたのですが、来館者として展示を楽しむと、また違ったいろんな発見があり面白かったです。
深堀さんの作品には、〈命名〉と冠されたタイトルが多くあります。
描かれた金魚とわかっていても、深堀さんの金魚からは命の存在を感じざるを得ません。
一緒に見ていた友人が、金魚酒の作品タイトルに〈銘なし〉というものがあるのに気づいて、「お酒だから銘なしなんだね」とつぶやき。
なんだか粋で素敵だなと感じました。
制作過程を紹介している映像もゆっくり見ることができました。樹脂の層を重ねながら、鱗を一筆一筆と愛しむように描いていくその繊細な作業光景は、息を呑むほど美しいです。
『こうしてまた一つの命が生まれる』
完成した作品が映し出されたときに表示された、このテロップがとっても印象的でした。
深堀さんは金魚といういのちを描いているんだと、今回改めて展示を観ながら思いました。
『深堀隆介展』は今月の28日(日)迄、福井市美術館にて開催しております。
是非ぜひ、お見逃しなく。