おはようございます。いろはです。
突然ですが問題です。
Q，福井市美術館を設計した建築家は一体だれでしょうか
ヒント
東京都六本木にある新国立美術館、福井県立恐竜博物館を設計した人です
分かりましたか
答えは、黒川紀章(1937-2007)でした。
愛知県生まれの黒川紀章氏は、国内外の美術館・博物館や空港や市役所などを手掛けてきた、いわずと知れた日本を代表する建築家のお一人です。
福井市美術館は、1997年に開館しました。
ガラス張りの外壁と曲線の多用には、黒川氏が提言する『共生』という建築哲学を見ることができます。
美術館に訪れるお客様は、展覧会だけでなく、建物を見にきたというお客様も多くいらっしゃいます。
開館前と閉館後の誰もいない館内をゆっくりと眺めて歩く時間が、私は好きです。いいなと思った景色や瞬間は、カメラに収めるようにしています。
最近の中だと、この一枚がお気に入りです。
一階から三階までを支える白い柱の形が面白いなぁと。ずっと何かの形に似ていると思っていたのですが、黒川氏の建築哲学に基づいて見てみると、なんだかDNAの螺旋構造のようにも見えてきます。
私にとって、福井市美術館は毎日通う場所ですが、常に新しい発見をくれる刺激的な場所です。
そして、市民と美術と自然が共に息づく場所だと思っています。