英国領時代だった香港での金融犯罪を扱った映画です。
無一文に等しい状態からあるキッカケによって大金持ちに上りつめた男とそれが金融犯罪によるものと見抜き執念で男を追い詰めた男の物語です。映画は現在と過去を交互に振り返りながら進むオーソドックスな手法です。ただ金融犯罪の内容がかなり難解でした。おそらく金融に関わっている人から見たら自明のことであろうことがそれ以外の観客に理解できたか。それでも株価操作、不動産売買のサヤ抜き、不正融資などなんとかわかりました。
背景にあるのは香港経済が当時バブル期にあったことです。日本でも似たことが数多く起こっていたこと思い起こしました。
2025年通算12本目