予告編を観て勝手にフォレストガンプの老人版かな?と思っていましたが・・。
ハロルドは旧友からホスピスに居るとの手紙を受け取ります。彼女に返事を書くのですが投函するのに憚りがあり、ついに直接会いに行くことにします。800km先です。徒歩です。
ハロルドの道中は何故か暖かい人が多く彼は数々の援助を受け旅を進めます。いつの間にか支援者の群れが一緒に歩くようになります。
ハロルドの歩みが社会現象になるのに対して在宅の妻は一歩引いた態度に終始します。ホスピスにいる女性に対する感情と自分たちの息子に対する思いがあるからです。それでも最終的にはハロルドと妻はわかり合い和解します。
ハロルドの旅は自分自身の贖罪の旅でもありました。美しいイギリスの郊外の風景と一緒に楽しみたい映画です。
2024年通算107本目