アイスランドはデンマークの支配下にあった時代があるようです。ゴッドランド/GODLANDは19世紀初頭のアイスランドを舞台にした映画です。映画ではデンマーク語とアイスランド語が字幕によって区別できるようにされています。

 

ゴッドランド/GODLAND

 

若き牧師である主人公は教会の命令でアイスランドに教会を建設する使命をもって彼の地を訪れます。上陸後は陸路で目的地に向かいますが途中川で流され通訳の友達を失います。ガイドたちはデンマーク語を解さず意思疎通がうまくいきません。それでも命からがら目的地に着いてデンマーク人の家族の助けを借り教会建設を進めます。

 

映画では羊を解体し料理する場面や死んだ馬が草原で朽ちて白骨になるさまを時系列で描いたりします。溺れ死んだ通訳の亡骸が川の流れの変化によって地中から水中に現れる様も描かれます。

 

ところで驚いたことに牧師は目的地へ直行するルートを取らず、困難な陸路を選んでいたのです。趣味の撮影が目的のようです。またガイドが実はデンマーク語を解することも後半判明します。つまり牧師が生死の境を彷徨っていても言葉をわからないふりをしていたのです。支配国に対する反感があるようです。

 

最後牧師はある理由で死ぬことになります。傲慢の罪という言葉を思い出しました。

 

 

2024年通算69本目

 

 

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