プロレスなどの格闘技は苦手です。見るのも嫌なのでなるべく近づかないようにしています。このアイアンクローはプロレスを扱った映画なのですがプロレスよりも実際の家族間の関係を描いているとの評判を読み観る気になりました。

 

↓アイアンクロー(映画のモデルと実際の写真)

 

まず父親がプロレスラーです。子ども4人もプロレスラーに育ちます。家庭内でも子どもたちは父親に「サー」を付けて話します。有望な子どもは父親に目を掛けられ、そうでない子どもは鬱屈して育ちます。母親は父親の育て方を強力に援護する存在でしかありません。つまりは2人とも毒親なのです。

 

子どもたちは事故や自殺により1人しか生き残りません(本当は5人兄弟で4人が死んでいるそうです)。映画は子どもたちの内面を照らしながら淡々と進んでいきます。監督がプロレスを批判的に描いているのは明らかです。

 

2024年通算55本目

 

 

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