1993年の映画です。有名な映画ですが初見です。映画館で観られるとは思いませんでした。

 

ピアノ・レッスン

 

19世紀のお話です。イギリスからニュージーランドに請われて嫁入りした口のきけない主人公エイダの物語です。独白では6歳の時に自らの意思で口を閉ざしたとのことです。

 

エイダは娘とピアノとともにニュージーランドに上陸します。小さなボートで荒れた海を、です。手違いで迎えが来ず砂浜にピアノとともに置き去りにされます。ようやく来た夫となる人は開拓者です。先住民のマリオ族から安く土地を買い取っています。夫はピアノは放置してエイダらを農場に連れていきます。エイダと夫は真の意味の夫婦でないままです。

 

農場の近くには通訳の男べインズが住んでいます。夫はべインズの土地とピアノを勝手に交換してしまいます。エイダは怒ります。べインズは自宅に置いたピアノをエイダにレッスンしてもらう口実でエイダを誘います。エイダとべインズの交渉はピアノの鍵盤の数が重要な要素になります。要求の重さと鍵盤の数を調整するのです。鍵盤がすべてエイダのものになればピアノはエイダに戻ります。

 

ある時べインズは多数の鍵盤と引き換えにエイダの肉体を求めエイダは応じます。エイダはそれ以来べインズに惹かれるようになり夫は激怒します。ある時娘の行いによりエイダのべインズへの愛を知った夫は恐ろしいことをするのです・・。

 

当時のニュージーランドの様子がよくわかります。アメリカで先住民に対してしていたことそのままニュージーランドの先住民にしています。また女性の人権についても信じられないようなことがまかり通っています。最後に愛は勝った・・のかも知れませんが映画の訴えたかったことを私はおそらく理解できていないと思います。
 

 

2024年通算46本目

 

 

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