珍しいアイルランド映画です。

 

コット、はじまりの夏

 

内気で寡黙な少女コットは上に3人の姉、下に1人の弟がいます。貧しい牧場の家庭ではギャンブル好きの父親からは疎まれ、姉たちに冷たく扱われます。母だけは比較的まともに接します。学校ではほぼ居場所がなく自宅に逃げ帰ったりします。

 

母親に赤ちゃんが産まれることなどからコットは母親のイトコ夫婦の家に夏休みの間預けられることになります。子どものいない夫婦、特に妻の方はコットに最初から優しく接します。夫の方はぶっきらぼうながらも徐々に打ち解けていきます。

 

中盤、夫婦には子どもが居たこと、事故で亡くなったことが近所のオバサンの無遠慮な話から判明します。

 

夏休みの終わり、コットは実の両親のもとに夫婦によって車で送り届けられるのですが・・。

 

エンディングが上手です。あー、ここで終わるのか。どうなったのか。想像が楽しかった。

 

なお原題は the quiet girl (寡黙な少女)。珍しく邦題の方がずっと映画の内容に沿っていると思います。

 

 

 

2024年通算32本目

 

 

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