ポスターの絵柄と題名からして絶対観に行きたいと思いました。

 

落下の解剖学

 

山荘で男性が落下死します。男性は不仲であった主人公・妻の夫です。疑惑は妻に向けられます。唯一の証人は視力の弱い息子です。途中まで進むと映画は法廷劇に趣を変えます。見慣れないフランスの裁判の様子が興味深い。

 

クライマックスは夫が死の前日に録音していた夫婦喧嘩の様子が裁判所で再生されるところです。そこで私たち観客は今まで主人公に対して感じていた評価を変えざるを得なくなります・・。

 

自殺なのか他殺なのか事故なのか、裁判での判決は判決として胸に残る結末になりました。なお解剖学という言葉は法廷の中で夫婦間の関係性があらわにされていく様子をなぞらえたもののようです。

 

 

2024年通算25本目

 

 

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