午前十時の映画祭でグリーンマイルを上映します。この映画は1999年の公開当初観たものです。内容はほとんど記憶にありませんが印象的なシーンを1つだけ覚えています。
↓グリーンマイル
それは死刑囚である黒人の大男(コーフィ)が口から瘴気?のようなものを空中に吐き出すシーンです。彼は他の人から病やケガを自分の身に吸収して治癒させ、代わりに自らが傷つく能力を持っています。その時に治した人の苦しい記憶や痛みも受け取るのです。
そんな彼が何故死刑囚かというと冤罪なのです。冤罪を確信した主人公の看守(トム=ハンクス)は再審を模索しますがコーフィは拒絶します。人々を治しその辛さを受け止めることに疲れているからです。
牢獄には死刑場に向かう緑色の通路がありグリーンマイルと呼ばれています。人生最後の通路なのです。映画では当時行われていた電気椅子による死刑執行シーンが生々しく描写されています。
映画の最後で主人公は「全ての人はグリーンマイルの上を歩いている」と独白します。
2023年通算140本目