5月に観た「TAR/ター」からケイト=ブランシェットに興味を持つようになりました。その彼女が主演する「バーナデット ママは行方不明」を観てきました。2019年の作品が今年上映されるということはおそらくTAR/ターで彼女の知名度が上がったことと関係ありそうです。
↓バーナデット ママは行方不明
20年前に天才建築家として名声を得たものトラブルから突然引退し家庭の主婦となっていた女性(バーナデット)が主人公です。円満で裕福な家庭ですがあまり幸せそうには見えません。そんな彼女はひょんなことから南極に行くことになり、そこで自分が封印してきた才能と創造性を発揮させます。
観終わってなにか腑に落ちません。映画の主題が見えないのです。もともと才能があって、マイクロソフトの高給取りのご主人と良好な関係の一人娘がいて、子育て中は大人しくしていた。その主婦が南極!にやすやすと行けて、しかも自分の創造力を遺憾なく発揮。恵まれすぎていませんか。
現在の日本の状況から見ている僻目でしょうか。
2023年通算127本目