三谷幸喜の『ザ・マジックアワー』を中国でリメイクしたのが「トゥ・クール・トゥ・キル ~殺せない殺し屋~」です。ザ・マジックアワーは観ていないので比較のしようがありません。三谷の作品は嫌いでないので観ることにしました。
↓トゥ・クール・トゥ・キル ~殺せない殺し屋~
正体不明の殺し屋カールは顔が知られていません。それを利用して映画製作会社の姉弟が売れない三文役者をカールとして演技させヤクザを騙すといった内容です。役者はその演技をあくまでも映画撮影の一環と信じ込んでいます。もちろんヤクザには知られてなりません。これも一種の重層構造を持った映画なのです。
中国では7か月のロングランだったそうです。私には演技がくどくて、あまり好印象はありません。しかし観ただけの価値は十分ありました。
最後に租界?と思われる街並みや港の様子の舞台裏が明かされますが、唖然とします。CGってスゴイんですね。
2023年通算117本目