なんとも後味の悪いというかモヤモヤした感情をもって劇場をあとにせざるを得ないかったです。映画アシスタントは、metoo運動の元になった多くの現場の1つでしょう。その長い1日を描いています。

 

↓アシスタント

 

新卒で念願の映画製作会社に入社した主人公の女性は、ほぼ未明から深夜まで社内でアシスタント業務を行います。下回りの面倒な雑務をこなさねばならず気苦労が絶えません。会長の秘書室的な業務のようです。映画では入社1か月目を越したあたりの出来事です。

 

会長が立場を利用して社員や関係者にセクハラをしていることは周囲は知っています。公然の秘密です。主人公はそれを人事部?に告発に行きますが軽くいなされてしまいます。部署に戻ると主人公の行動は筒抜けで上司や会長(つねに電話でのコミュニケーション)からなじられます。

 

しかもセクハラを受けている社員は社員でそれを利用して自分の立場を有利にしています。

 

映画の中で主人公はほぼ一貫して無表情です。感情を殺さねば仕事を続けるのは難しいからでしょう。

 

 

2023年通算102本目

 

 

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