2013年に山口県の寒村で起こった大量殺人事件をルポルタージュした高橋 ユキ著、つけびの村: 山口連続殺人放火事件を追うを読みました。著者は犯行現場になった土地を数回訪れ関係者の話を総合して犯人の男が妄想によって犯行に至ったと結論付けます。

 

↓つけびの村: 山口連続殺人放火事件を追う

 

そもそも田舎では隣人関係が厳しく、息詰まるようなことがあります。その中で孤立し妄想を深めた結果の事件は年に数回は新聞に載ります。この事件が異様なことは相対的な規模の大きさです。12人のムラで5人殺されたのですから。

 

本書では事件の真相に触れるようなことはあまりありません。犯人を取り巻く環境を事細かに描写していくほかなくページのムダとさえ思えます。なぜなら日本はどこのムラも同じだからです。

 

 

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