大島渚監督の映画戦場のメリークリスマス観てきました。公開が1983年ですから今年で40年なのですね。40周年記念上映だったのか坂本龍一さんの追悼上映だったのかもしれません。

 

 

私はこの映画を観たのは今回が初めてです。劇場で観て良かったと思いました。また今まで観ていなかったことを残念に思いました。

 

ヨノイ大尉(坂本龍一)、俘虜の英国兵士・セリアズ少佐(デビッド=ボウイ)、原軍曹(ビートたけし)が主要な登場人物です。

 

40年前の名作を今更私が解説してもしょうがないと思いますので感想だけ記します。

 

私が感じたことは「断絶」です。俘虜になることに対する認識が日本軍と連合国軍では全く異なります。生きて虜囚の辱めを受けずの日本軍と俘虜になるのは前線にいた証で名誉なことだ、あとはジュネーブ条約に基づいて扱ってくれという連合国軍のあまりにも違う認識。

 

この認識の違いが結末に向かって進むにつれさらに大きな断絶を生みます。断絶を埋める集大成が有名なシーン、ボウイと坂本龍一の抱擁と思いました。

 

良い映画を観るとしばらくのあいだ余韻が消えません。数日は続くのでないでしょうか。

 

 

2023年通算85本目

 

(有)朝日商事 土地・家 そのまま 買取ります