アラン=ワイズマンは「人類が消えた世界」を15年前に読んで以来です。地球温暖化が叫ばれるようになって久しいです。どう考えても最近暑いです。地球は大丈夫なんだろうか?そんな気持ちで滅亡へのカウントダウンを読みました。

 

↓アラン=ワイズマン「滅亡へのカウントダウン 上・下」

 

最初に印象的なエピソードを記します。

 

巨大なジェット機が停っています。私達は機内にいます。窓の外を見ていると整備士が翼の上に乗りリベット(鋲)を抜き始めました。なんでも別の機体に流用するとか。リベットは機体に無数に打ってあるから少しぐらい抜いても問題ないと言います。無数とは言えこのリベット、どこを何本まで抜いても問題ないのか、誰にもわかりません。

 

この本では世界の各所で起こっている温暖化問題を書いています。ワイズマンの主張は人口抑制(=家族計画)です。下のグラフを見て、このまま行ける!って思う人がいたらちょっと心配になります。

 

↓人口爆発のグラフ

 

ところが宗教の指導者は人口を抑制する発想を取りにくいようです。紀元前後あたり宗教の源が発生した時代はまだまだ地球に余裕があり むしろケモノに負けないよう人類を増やさねばくらいの考えがアタリマエだったでしょう。当時の人口密度と今のそれを比べて同じことが言えるのでしょうか。

 

著書で触れられているのが教育の大切さです。教育を受けた女性は子どもの数が減る傾向が著しいとのことです。子ども数が平均0.5人減るだけで地球の持続可能性は高まります。

 

まだ間に合うのでしょうか。

 

 

 

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