ワタシは最高にツイている/小林 聡美

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幻冬舎やるなぁ、という感じ。
とにっかく装丁がステキすぎね。
トレーシングペーパーみたいなの使ったりして…小林さんのイメージにも合ってる。

ナカミは思ったよりはっちゃけていて、でも嫌な感じはしなかった。
口語やツッコミも多数やけど、本業は役者さんやし、本人もエラいこと言おう、と思って書いてないからいい。
オシャレ脱力系?

「めがね」や「かもめ食堂」の映画は、どうしてあんなに違う時間や空気が流れているんだろう、と思ってたけど、謎が解けました。
あぁ、同行したひ。


最後に「ワタシは最高にツイている」!!
陰日向に咲く/劇団ひとり

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一日で読めた。
行間が目に余る…でも軽いから、このくらいのほうがいいのかな。

登場人物が独立しているのようで微妙な絡みがあるのは
昔の映画「大失恋」(やっけ?)のようだと思った。

著者はテレビでは屁理屈こねたり意固地なまねしてるけど、
優しいゆえに弱い人なんだろうなー


振り込め詐欺未遂しちゃう野郎の章で、おばあちゃんからの手紙

「聞かせてください。貴方と私が生きていた話を聞かせてください。」

で、不覚にもうるうるしてしまったわ。
アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)/伊坂 幸太郎

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おもしろい!
この人の話はオチみたいなのがかっこよく決まっている。
ミステリーなのに、人間ドラマを見てるみたいだ。
はまりそうです。

推理小説みたいに「謎解き」めいたものはなく、淡々と一般ピープルが入っていける異空間というか。

人が何によって行動を起こすか
人は何に影響されて行動がかわるか
人は人を動かせるか…

ミステリーなのに、いろいろ考えさせられる重くない一冊。

題名から先に考えて最後にとってつけたのかな?というくらい、コインロッカーがでてくるタイミングが遅かったけど、アヒルと鴨は最初から伏線が引かれていたし、最後にやんわりと終わっていたし、いい効果を持っていたと思います。


「生きるのを楽しむコツは二つだけ。クラクションを鳴らさないことと、細かいことを気にしないこと。」(本文より)


あぁぁ ブータン行ってみたい。
キュア cure/田口 ランディ

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初めてこの人の本を読みました。
人の生死を問うようなスケールの話。

はじめのほうは、よくある個人的な「病気と向き合う」みたいな話になったら退屈だな~と思ってたけど、医者(医療)側に立ったときの病気や患者・自分との葛藤や憂いを柱としているので珍しいと思った。

そのうえ、もっともらしく「ガン治療はもう医療で頼らない」理屈を言っている。宗教・オカルトの世界っちゃそうなんやけど、あまり胡散臭くなく、天上の高い規模の大きな次元で言ってる。(と思ってしまう時点で自分も洗脳されたのか…と思うけど)


「人を頼らないことは、決して正しいことでも偉いことでもないのだと気付いたのです。僕らはお互い様で生きていて、誰にも迷惑をかけない人生なんて在りえないんです。そんな当たり前のことに気がついたら、ようやく生きることが楽になりました。」(本文より)
この文章で、世の中にはびこっている常識や思い込みが、必ずしも絶対的なものではないことを言っている。他の記述で尊厳死を肯定し、科学的な医療に反発しているのと同じように。
人に頼るのは悪いことなのか?
逝くほうも残されたほうも辛くない死を手助けするのは悪いことなのか?
医学は進むのにガン患者が増えるのはなぜか・・・?



「もがかないことよ。もがくと溺れる。あなたはもともと泳げる魚なの。
だからそのままでいいのよ。」(本文より)
水を意識せずに世界を泳げたら、どんなに楽だろう。
言葉や意識を手にしてしまった人間が泳ぐには、あまりにもどかしい。
リニューアル・ガール/カプリス・クレイン

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「まっさらな状態に戻って、心ゆくまで自由に好きなことをやれるというのはさぞ魅力的だ」と思って記憶喪失のフリをしてみるが、実際ほんとに記憶喪失になって「自分のアイデンティティを根こそぎ失ってしまうのは、その代償としてはあまりにも耐えがたい」とわかる女の子のお話。

「ここにきてやっとのみこめたのだ。自分から逃げることはできない、だけど自分を変えることはできるということに。そしてどんな自分になりたいかを決めるチャンスは、毎日訪れるのだ。」(本文より)
これが、最終的にこの作者の伝えたいことなんだろう(にしては、引っ張ったな!て文の量)。
最後に正論ど真ん中できたから少し残念。


「自分がどういう人間かなんて、だれもわかってないのよね。たいていの人は、一歩一歩苦労しながら進んでいるだけで―なにかが起きるのを期待しながらね。ほんとの人格っていうのは、なにかで試されるときまで表に出てこないんじゃないかな―極限状態に置かれるとかね…そしてたいていの人はそういう事態は避けようと思って生きているものだし」(本文より)
「自分探し」なんてものが流行る時代、誰しも自分がどんな人生を送るのが幸せか、なんかわからない。わからなくてもいいから、模索しながらでいいから、向き合おうとしてみましょう、それで何か見えたらいいよな、みたいな位のこの↑文章が好きだった。


しかしまぁ、英語の日本語訳の本を読むと、なぜか海外ドラマの吹き替え風に読んでしまう。ジョークとか(たいして笑えんが)発想が、やっぱり外国的なままだからかな~