7月24日、舟木一夫公演千秋楽の話 | 麻倉ゆうき*役者だらけの日本舞踊教室「麻春会」のブログ

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役者・舞踊家・振付家・日本舞踊教室「麻春会」会主。
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今日から8月。
これ以上間が開かないうちに、7月24日の御園座 舟木一夫公演千秋楽を振り返りたいと思います笑い泣きあせるあせるあせるあせるあせる

一つ前に千秋楽の様子をリブログさせて頂いております。
(詳しくはそちらをご覧下さいガーン)


舟木さんの舞台を観たことが無い方もいらっしゃるので、先にお伝えしたいことがイヒ


商業演劇は今でこそ2週間ぐらいの時もありますが、1ヶ月公演です。

毎回同じように芝居をします。

が、ほんの少しの心の違いで台詞の言い方が変わった事を受けて、相手も変わり・・

いろんなミラクルが起こり、益々芝居の虜になる事もありますが、基本千秋楽までずっと同じことを。





ただ、舟木座長の時は・・

前日の夜の部がある意味千秋楽になり(あせるあせる)、本当のラストはお客様サービス公演になります。
(なので、チケットは即完売です)


お若い方はもちろん、ご存知であろう年代の方も
、大劇場を一杯にできてず〜っと応援しているファンの方がたっくさん付いている舟木一夫さんを知らないかもしれません。


すっごいですよラブ

千秋楽は、2部のコンサートの最後に役者も舞台に並ばせて頂くんですが客席はファンの方で埋め尽くされてみんなニコニコで手拍子。

毎回、圧巻で感動して改めて舟木さんの凄さを感じる瞬間です。


何回も劇場に足を運ばれているファンの方々に向けてのラストの芝居は、共演者も何が起こるかわからない公演になります滝汗



初見の方がいらっしゃらない前提です。
(もしいらっしゃったら、これなんの芝居?ってパンフを見直す事でしょうガーン)



だから、決して内輪ウケでもふざけているわけではないのです。

真剣に遊んで(?)、ファンサービスビックリマークビックリマークビックリマーク


なんです口笛



幕開きは清水一家の痴話喧嘩から始まるんですが、みんなで呑気におでんを食べているシーンに変更。
後から出てくる舟木さんや桜木さんも板付。

本物のおでんが出て・・の話は数日前から出ていました。
良き時に、喧嘩になるはずなので(あせる)その時にまだ残っていれば私達中居が手に持つ必要があったからです笑い泣き
(中居の私もおでん食べた🍢)



でも、どうやって喧嘩に繋げるのかは座長のみが知る。

ドキドキですわあせるあせるあせる

あっ、座長が舞台上で払った5100円は暗転の時に私の目の前にありましたので回収してお返ししましたよウインク


(途中いろいろありまして・・)



出演者も、最後の清水一家vs黒駒一家の立ち回りはどうなるんだろう・・って話になっていました。





開演1時間15分ぐらい前に、誰もが予想しなかったお達しが笑い泣き



舞台監督に呼ばれました。

女性陣が滝汗



いいですか、皆さん。
良く聞いてください。


最後花道から出て、黒駒を切って下さい。


ってゲローゲローゲロー



もちろんぶっつけ本番です。


そして・・


トップシークレットとウインク


座長と、私達とスタッフさんの秘密ニヤリ





急なお達しでしたが、床山さんが鉢巻を巻いてくれて小道具さんは草鞋も出してくれて笑い泣き





さぁ〜、これから大立ち回りビックリマーク


の時に、舞台上の座長から合図が。


花道シャリ〜ン。


次郎長の女房お蝶さん役の葉山葉子さんを先頭に女優陣7名が花道を通り清水一家の応援に。
(どうなるかわからないけど、とにかく危なくないように。刀は振り回さないようにと声をかけながらでしたおねがい)


誰でもいいから、清水一家から刀を受け取って切ってこいとの事。

誰がどこにいるのかなんて知らない状況。


ど〜しよぉ〜と思っていたら、竜央さん発見ウシシ
(ちょうどいいとこにいた口笛)





刀かせぇ〜って近づいたら、あっけに取られた顔してた笑い泣き



で、近くにいた黒駒一家を数名切ったら真っ二つに切れる仕掛けの槍を持ってた菅村さんが来てくれたので「えぃ」って切ったら「わぁ〜」って槍が切れたチュー(意味わかる?)(気持ち良かった)



後は、大政の「勝鬨」で「お〜」と一緒に叫ばせてもらって、次郎長親分の与一さんを先頭に花道を引っ込んだとさニヒヒ


だ・い・せ・い・こ・うぶちゅー




トップシークレットだったので、与一さんにも旦那の竜央さんにも言えずあせるあせる


お店の旦那さん役の北町さんとは、最後の幕前終わってから本当はそこで仕度をしなきゃならなかったけどいつもと違う動きをしたら怪しまれるので一緒にエレベーターで楽屋階まで。




お疲れ様でした!って言った後に急いで妹と舞台袖に戻り鉢巻と草鞋を履いて揚幕へ笑い泣き



後で、2人には騙されたぁっ〜ビックリマークお疲れ様って言ったのに、モニター見てたら出てるからビックリしたビックリマークビックリマークビックリマークって言われました笑い泣き




基本、座長が何かをするだけで私達はいつも通りの事が多いので度肝を抜かれた1日でしたおーっ!汗汗汗



そして、舟木さんの凄いところは絶対に時間を伸ばさない事。

何かを追加したら、ご自身の所で端折って時間の辻褄をあわせます。


以前、私達もを笑わせた後、袖に入った所で舞台監督に「時間は大丈夫か?」って聞かれていました。


それと、去年の忠臣蔵の千秋楽は何もせず「最後まで忠臣蔵をやろう」とおっしゃった事。



舞台を大切に、時代劇を愛している舟木座長だからこその千秋楽です。


私も、新しい御園座の花道を通る事ができて幸せでしたドキドキドキドキドキドキ





長くなりましたが、千秋楽リポートでした笑い泣き












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