オリンピックの開会式でスレイのテーマが流れましたねッ!
注:原作のみです。ネタバレあり。
注:私の感想なので他の方とは解釈が異なる場合が多いにあります。
また周回する度に捉え方が変化していくので今現在の私の感想です。というかいっそもう全て私の妄想です。
注:作中や資料集から情報は集めていますが、間違っているところがあるかもしれません。
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「風景にうっすらもやがかかっている」「黒ずんで見える」
と話している街の人は少しは霊応力があるのでしょうか。
ラストンベル観光中です。
ラストンベルの聖堂へ。
聖堂の扉の前に立つとミクリオだけ出てくるのが
何かを話してるのかと思えて微笑ましい。
(イズチではいつもスレイの隣にいたのに旅に出たら
結構スレイの中に入ってしまうのが私的には寂しかったので…!)
その間ロゼとデゼルは教会の敷地の外にいた風の骨のメンバーの元に駆け寄り、
交わした言葉が「依頼」「ローランス教会」「……了解」
ラストンベルの聖堂は年代は新しいが立派な造りになっている。
「こんにちはー!お邪魔しますー!」とライラが呼びかけるも
「いないっぽいな」
「オバケが?」
「加護天族が」
(街では「マーガレットめ!聖堂に天族がいないだなんて全く罰当たりなことを!」
という会話を聞くことができます。)
加護天族が聖堂にいないのは近頃はどこも同じ。
手がかりもないけれど加護天族を探そうか…と話しているとライラが
「必ずしも加護の復活にこだわらなくていいんですよ」
スレイはミクリオを見て「いいのかな?」
「いいんじゃないか?ここは穢れは多くはないようだし」
何か考えているように目を伏せ
「そもそも、スレイひとりで世界を救えるわけもないんだから」
導師は救世主的な役割を求められがちです。
フォルクエン丘陵で憑魔となったウーノを浄化し終わった後も
「導師もさあ、水神様を鎮めるなら、川のほうも、ちゃんと鎮めてほしいぜ」
「噂の導師が水神を沈めたなんて言ってたのに、人集めのためのホラだったのかよ」
なんてことを言われていたのを思い出した。
マーリンドでライラも言っていた。
「自身の理想、そして自分にできることを見誤らないでください」
ミクリオから見たらスレイはただの1人の男の子でもあると思います。
「はい。肝心なのは、スレイさんが見識を広め、力を育むことですわ」
出来ないこともあるし無理もしなくていい。
スレイは納得する。
(スレイでもキャパがあるというところにリアリティを感じます。
導師スレイは一人しかいないから身も心も負担が大きくなってしまう。
その負担を和らげるようなミクリオとライラの言葉が優しい)
デゼルは余裕そうに
「尾行にも気づけないようじゃ、先は長そうだな」
「こんなところで何者と話している?」
声に振り向けばそこにいたのはセルゲイ。
検問の際に名前を出された「ボリス酒楼」という店はラストンベルにはない。
冷や汗が流れそうな厄介な展開に…
デゼルがセルゲイに攻撃を仕掛けるが跳ね返されてしまう。
セルゲイには天族が見えていないはずなのに跳ね返されたのは
エドナ曰く「ただの腕の立つ人間」だから
冷静に外へ出ようと促すセルゲイはただの脳筋ではない…!
「欺いたことは謝ろう。その上で、あらためてー貴公等の正体を教えてもらおうか」
勝ってしまうスレイと完璧なプレイを見せた私。
スレイの剣さばきに魅せられた私。
伝統芸能かと。剣を収めるところまでかっこいい。
「甘いな。後で後悔するぞ」
「大丈夫だよ。心配してくれるのは嬉しいけど」
「….返しも甘い」
そんなやりとりを聞いたセルゲイは
「天族と話しているのか?」と飲み込みも早い。
「セルゲイさん、ウソついてごめん」
「こちらこそ非礼をお詫びします。導師よ」
剣を交えれば相手の力はわかる。名前を聞かれたスレイ。
イズチにいた頃は自己紹介をしたことなかったスレイは、
旅に出ててからたくさん自己紹介をしました。
最初はミクリオに促されていたのに成長しましたね…。
セルゲイは導師スレイに話し始める。
ローランス帝国のために力を貸してもらえないだろうかと。
「ローランスは導師を警戒してるって聞いたけど?」
「騎士団はフォートン枢機卿同様の力をもつという理由で危険視し、
教会は、フォートン枢機卿を脅かす存在として異端扱いしている」
枢機卿は教皇に次ぐ教会のNo.2。
幼帝の補佐として、実際に帝国を仕切っているヒト。
導師と同じ奇跡を体現するといわれている者。
「導師と同じって?」と驚くスレイの後ろでミクリオも口開けて驚いてて可愛いな!
そこに司祭がやってきて「騎士が勝手に聖堂に立ち入るとは!」
「まさか、我が信者にフォートン枢機卿の悪口を吹き込んでおられるのか?」
「出て行っていただきましょう」
(この人達、戦闘もしてましたよ…!地面えぐれているのではないでしょうか!)
「ローランスにも導師がいるのかな?」
「その可能性はあるね。けど気をつけてた方がいいよ。
導師を騙る悪党は、もっと大勢いるから」
聖堂を追い出されたセルゲイと公園で待ち合わせ。
教皇様が健在だった頃は、騎士団と教会も先程のような関係ではなかった。
教皇マシドラ様は先代皇帝陛下も信頼された人徳厚き人物。
騎士団は教皇様の命令なら喜んで従うほど。
でも教皇様は一年前に行方不明になってしまった。
その混乱に乗じたかのようにフォートン枢機卿が台頭しあっという間に権力を掌握してしまう。
騎士団は枢機卿が教皇に何かをしたのではと考えている。
しかし冷静にスレイは「証拠はあるの?」と尋ねる。
普通ならすぐに「何だって?!」となってますね。
証拠はなく、騎士団は総力をあげて捜索したが手がかりは掴めていない。
しかし枢機卿の周辺を探った騎士が18人も行方不明になっている。
枢機卿に対するには太刀打ちできるような超常の力が必要らしい。
「導師スレイ、恥を承知で頼みたい。枢機卿の正体を探ってもらえないだろうか?」
もうこれは黒ではないか……?
すぐに「良いよ」と返答するわけではなく少し考える思慮深きスレイ。
「枢機卿がいるのってペンドラゴの教会だよね?
普通の人が入れない神殿があるっていう」
「立ち入りの許可については、こちらで手を回せる」
「わかった、枢機卿に会ってみるよ」
(神殿は教会の総本部で今は教会関係者のトップしか入れない。
ティンタジェル遺跡でのスキットで好奇心からスレイは諦めていない様子だったので、このチャンスに神殿に入れるという微笑ましい下心を持っているのではと思いましたが、真面目に「枢機卿に会ってみるよ」と答えさすが…と感心。)
「奥方も、さぞ御主人が心配だろう。許されよ」
「え?」
「夫婦っていうことは信じているのか!?」
「「変な人だなぁ~」」
ミクリオの驚きに対して呑気なスレイとロゼ。
「純粋な方なのですね」
「純粋なバカだ」
「またやっかいそうな事件だ」
「けれど、これで教会神殿に入れそうですわ」
「ああ。ついでにローランスのエライ人に言い訳もできそうだし」
「そのエライさんが問題なんだけどな…」
(ミクリオのエライさんという呼び方にじわじわくる)
『そろそろ馴染めた?』
ロゼがみんなに馴染めたか心配するライラに、
大分馴染めたのではないかとスレイ。
ミクリオはロゼの恐怖感は強い霊応力を打ち消すほどの
ものだったのだから案外根が深いのではと。
「誰かさんのせいで」
「お前たちに言い訳する気はない」
エドナはロゼが天族をオバケと
言い怖がっていた理由はデゼルにあると仄めかしている。
「そんなロゼが自分の意思でつきあってくれてるんだ。大丈夫だよ、きっと」
「そう信じたいよ。ロゼみたいな人間の仲間は、
なかなか見つかるものじゃないだろうし」
「いろいろなイミで、ね」
「そう、いろいろなイミで」
そう言っている側から
「うわっ!またスレイが見えないライラたちと喋ってる!こ、こわ~~~っ!」
セルゲイのように天族に理解を示し、
見えないデゼルの攻撃も跳ね返すほどの人間でも
霊応力がなければ天族は見えず、導師並みの力を持つ枢機卿にも対応できない。
厳しいことにこの旅には強い霊応力が必須となってくる。
しかし霊応力が全てではなくセルゲイの協力がないと神殿には入れないなど、
その人にしか出来ない役割がある。
『わんわんのワン』
最近犬に吠えられなくなった気がするミクリオ。
原因は犬に懐かれているデゼル。
「犬は平気なのか?」
「平気も何も、彼らは物言わぬ相棒だろう。
お前の歩み寄りが足りないんじゃないのか?」
「いやいや、吠えるだろ、犬…」
デゼル曰く犬が吠えるのはミクリオが持つ不安を感じ、
その不安の正体がわからないから。
「早い話、先にビビるからよ」
「僕としては吠えたのが先と主張したいんだが…」
犬のことを彼らと呼ぶデゼルににっこり。
吠えるから怖いのではなく、先に怖がっているから吠えられると…。
『エドナさんの傘』
エドナの傘は日よけにもなり、雨よけにもなり、憑魔まで退けてしまう。
エドナの傘は一石三鳥。
トレードマークにもなっているから一石四鳥。
お気に入りのマスコットも付けられるから一石五鳥。
「カサねるわね。カサだけに」
『サラサラストレート』
戦闘の時は邪魔にならないように髪をまとめるライラ。
短かった時を覚えていないらしい。
昔すぎて忘れてしまったのか?
『騎士団と教会の対立』
ローランスの教会と騎士団は対立をしている。
どちらも人を守るための組織であるはずが、人が集まればどうしても集団の意識が芽生える。それが組織の力となる場合もあるけれど、強い穢れを生み衝動を起こすことの方が多い。
教会と騎士団の対立も小さな戦争ともいえる。
「『戦争、すなわち人の歴史でもある』本に書いてあったことを実感するよ」
「……オレは関わらない方がいいのかな?」
「スレイさんはどう思いますか?」
「オレは知りたい。ひどい現実だとしても、それも世界のひとつだと思うから」
「でしたら参りましょう。スレイさんの旅なのですから」
「オレとオレを信じてくれるみんなの旅、だよ」
導師の旅に従事してきたライラと長年生きてきたエドナ、
いろんな経験と知識を持ってるデゼルとロゼ、
そばにいてくれるミクリオからみんなの力を借りてるなと感じる事があります。
そして『みんなの旅』と言ってくれるスレイ。
「ローランスも色々もめてるんだ…」
「結局お偉いさんの権力争いじゃないの?
付き合わされる一般人はたまったもんじゃないよ」
これからいよいよローランス帝国の皇都ペンドラゴへ。
騎士団塔に寄りセルゲイに会った後に枢機卿のいる神殿へ行く予定。
その間結構距離があるから寄り道しても良いんじゃない?
初めてローランスに来たんでしょ?というロゼ。
『寄り道のススメ』
物騒な噂があるラストンベル。
憑魔が関わっていると思えるものもあり、
興味があるなら調べてみては?と促すライラに約束があると迷うスレイ。
「寄り道してもいいんじゃない?」
「意味のない遠慮には意味がない」と
他の仲間からも言葉をいただき
「わかった。後悔しないように行くよ」
「関わって後悔することも多そうだけど」
◯ローランス帝国の教会と騎士団
教会の教皇マシドラは先代皇帝陛下にも信頼された人徳厚き人物。
騎士団も教皇の命令なら喜んで従う関係。
しかし教皇は一年前に行方不明になってしまった。
その隙にフォートン枢機卿があっという間に権力を掌握してしまう。
↓
フォートン枢機卿は教皇に次ぐ教会のNo.2であった。
現在は幼帝の補佐として、実際に帝国を仕切っている。
しかも導師と同じ奇跡を体現するといわれている。
↓
騎士団はフォートン枢機卿が教皇に何かをしたのではと考えるようになった。
騎士団は総力をあげ、枢機卿周りを捜索したが手がかりは掴めていない。
さらに枢機卿の周辺を探った騎士が18人も行方不明になっている。
『導師と同じ奇跡を体現する』と言われる枢機卿に対抗するには、
超常の力が必要であった。
↓
セルゲイの
「恥を承知で頼みたい。枢機卿の正体を探ってもらえないだろうか?」
という言葉にスレイは「証拠はあるの?」「わかった、枢機卿に会ってみるよ」
と一方的に騎士団側に立たない冷静さと思慮深さを見せた。
◯2つの組織は導師を
騎士団はフォートン枢機卿同様の力をもつという理由で危険視、
教会はフォートン枢機卿を脅かす存在として異端扱いしている。
◯街の人の会話(前回より)
・ローランス帝国の教会と騎士団は仲が悪い。
「……確かに、ここんとこ騎士団と教会の折り合いが悪いからねぇ。
教皇様が病に伏せてからもう一年、嫌な空気が晴れないねぇ…」
「先帝が亡くなって、国の様子は悪くなる一方だ。教皇が健在の時はまだましだったんだが…」
→先帝(先代の皇帝)亡き後教皇も病に倒れ、騎士団と教会の対立は深まっているようだ。
→今回セルゲイより教皇は病に伏せたのではなく、『行方不明』になっているということが明かされた。
ペンドラゴは雨続きである。

