※画面のスクリーンショットを貼りたいのですが、

著作権に気をつけた結果、謎の鳥手書きになっています。

 

 

今回は短めです。

色がえげつないことに…!

 

 

グレイブガント盆地にて災禍の顕主・ヘルダルフに敗北したスレイは

霊応力が麻痺し天族を知覚できなくなっていた。

スレイの窮地を救ったのはセキレイの羽兼風の骨の頭領ロゼ。

ロゼに連れられ風の骨のアジトに辿り着く。

 

 

風の骨のアジトの探索へ!

 

 

 

◯探索1◯

「暗殺者のイメージが…」

ミクリオの中での暗殺者のイメージが崩壊してるらしい。

暗殺ギルド風の骨のみんな良い人。

特にロゼは穢れも感じず、すごい資質を持っているのに

天族を信じたくないようだ。

ロゼが天族を知覚できないのはロゼ自身が

天族を拒絶しているからであるらしい。

 

 

 

◯探索2◯

「こっちはダメなのよ?導師くん、

スケベ導師くんになりたいわけ?」

 

 

 

◯探索3◯

スレイたちはデゼルに色々聞きたいことがある。

デゼルもスレイたちに聞きたいことがある。

 

 

 

 

 

デゼルは天族の力をまとって戦うあの力は

自分も得られるかと尋ねる。

 

 

「神依は導師と天族が一体となって行使するものです」

「お互いが力を合わせるんだ。

手に入れるって類のものじゃないよ」

 

 

「面倒な力だ…だが確かに強い」

「全く意図がつかめない。何なんだ?」

 

 

「品定めさ。俺の目的に繋がってるかどうかのな」

 

 

「もうひとつ答えろ。あの娘…

ロゼは神依の力を発現できると思うか?

 

 

彼女なら可能かもしれません。

それほどの素質を秘めていると思います」

 

 

「けど、今のままじゃ一生無理ね。どんなに素質があっても、

あの子は天族を拒絶してるもの。誰のせいかしらね

 

 

誰のせいかしら……!!

舌打ちをして去っていくデゼル。

クールそうでもエドナ様には勝てず。

デゼルにはロゼが天族を拒否している理由に

思い当たる節があるそう。

 

 

「…結局こっちの話は聞く耳なしか。

風の天族はよくわからないのばかりだ」

「神依の力を求める天族か……」

 

 

◯デゼルは神依の力を使用し成し遂げたい目的がある。

◯ロゼは神依を使用できるほどの素質はあるものの

誰かのせいで天族の存在を拒否している(ロゼはお化けも嫌い)

 

 

 

◯探索4◯

梯子を登ってアジトの外に出ようとするスレイ。

行き先を聞かれると、戦場に戻ってみようかと思っているらしい。

 

 

すかさずミクリオ

「何を言ってるんだ!」

 

 

「また霊応力を遮断されるかもしれないのよ?」

「けど、手をこまねいている訳にもいかない。

とにかく何か掴まないと…」

 

 

ヘルダルフにボロ負けしたのに

対策を練るわけでもなく一人焦ってるスレイ。

 

 

いつもはスレイの意見を尊重する

ミクリオは今回は流石に

「僕は反対だ。無謀すぎる」

 

 

「災禍の顕主は導師がなんとかしなきゃいけない。

だから行かなきゃいけない」

というのがスレイの言い分だけど、

また天族が見えなくなるかもしれないのに

スレイ1人ではどうにもならない…。

そして災禍の顕主をただなんとかするのが

導師の目的じゃないだろ!?

 

 

――――――――――――――――――――――――――

導師になったばかりのスレイにかけたライラの言葉。

 

「スレイさんのままで、

使命は忘れず、けれど縛られずに。

災禍の顕主が何をこの世界にもたらしているか、

そして世界で人と天族がどのように生きているか、

その目で確かめて欲しいのです」

――――――――――――――――――――――――――

 

 

「そうだろ、ライラ」

「いいえ。焦らないでスレイさん」

「あなたが自分を見失ったらどうなるか、話したはずよね」

 

 

「…導師が穢れてしまったら、世界はさらなる災厄に見舞われる…」

「そうです、忘れないでください」

 

 

穢れた導師は戦争なんかと比べものにならないほど

世界を悪い方向へと誘う。

 

 

「たしかにやってみなきゃわからない事もある。

だけど、今はその時じゃないと思うね、僕は」

 

 

ミクリオは「やってみなきゃいけない時もある」と

スレイの行動を一旦肯定してくれるのが好きです。

今はその時じゃないだけでその考えは間違ってないと。

 

 

ライラやエドナはスレイに導師としての助言をして、

ミクリオはスレイ個人に助言をしているそれぞれの接し方。

 

 

「今スレイさんに必要なのは休息ですわ」

 

 

僕に提案がある。奥の遺跡を探索に行かないか。

あのメーヴィンとかいう男の言葉も興味深い

 

「遺跡探検か…」

 

てかミクリオ綺麗だな。身惚れてたです。

 

 

前回のメーヴィンおじさん

「スレイ。せっかくここに来たんだ。

奥にある遺跡の謎を解明してみせな。

ここは天遺見聞録に載ってない。

他にもいくつかそんな遺跡や伝承がある。

そんなに発見が困難なワケじゃないのにだ。

なんか、裏があると思わねえか?」

 

 

「名案ですわ。そうしましょう、スレイさん」

ライラも優しくてうるうる来てしまう。

「そういう事らしいけど?」

エドナも反対ではない。なんだかんだエドナも心配だったんだよね…

 

 

 

「よぉし!久々にがっつりやるか!」

「ふふ。元気が出てきました」

「休息をとるんじゃなかったのかしら?」

「導師としてのね」

 

 

 

◯探索5◯

「泣いてない!」

「けどミクリオ、メーヴィンとの話聞こえてたんだ」

「君が僕達を知覚できなかっただけだ。

他の事も全部見てた。ずっと側にいたからな」

 

「で、仲間外れにされて泣いてた」

「泣いてない!」

 

 

霊応力が麻痺し、天族が知覚できなかったスレイがロゼとアジトに来た際

出会ったメーヴィンに奥の遺跡のことを教えてもらっていた。

ミクリオの提案はその遺跡を探索しに行こうというもの。

 

 

スレイは天族を再び知覚できるようになった時、

「いなくなったのかと……すげー焦った!」と言っていた。

実際はいなくなったわけではなく、

「君が僕達を知覚できなかっただけ」

 

 

それは切ない悲しいと思った後、

すぐミクリオはにこやかに

「ずっと側にいたからな」

 

 

例えスレイに知覚されなくてもミクリオたちは

ずっと側にいてくれたことは

頼もしい嬉しい優しいとうるっと…

 

 

その感動で終わらせないのが良いところ。

エドナがすかさず「仲間外れにされて泣いてた」

と本当か嘘かわからないことを言い出すオチ…!

好きです!

 

 

ミクリオが泣いてたと言うのは嘘なんだろうけど、

(ミクリオはそんな簡単に泣かないでしょう!)

スレイに声が届くようになった時も

「まったく、スレイのヤツ…もうちょっと警戒するもんだろう」

「仲間はずれが寂しいのね」と言ってたエドナ。

 

 

ミクリオがスレイに知覚されず寂しがってたのは本当のことで

でもそれを隠すミクリオの心を読んだエドナお姉様なんでしょうか。

 

 

泣いてない!の後にスレイがミクリオに

声をかけなかったのが逆に良い味を出していると思っています。

言葉は多くなくても伝わる仲だと思うし(喧嘩もしたけど)

寂しかったのは本当だと思うけど

ミクリオの性格からして自分が寂しいと勝手に思ったことに対して

スレイからゴメンなとか謝られたりするの嫌いそうなので。

スレイの中に「ずっと側にいたからな」という

言葉が残っていたらいいですね。

ミクリオがいる限り孤独ではない。

 

 

 

◯探索6◯

「何よりもまずはこの扉だな」と率先して

奥の遺跡を調べ始める遺跡バカ×2。

見守るライラと退屈そうなエドナ。

 

 

「それ全然開け方分かんないんだよね。

どうでもいいから放っておいたんたんだけど」

私服に着替えたロゼ。

 

 

 

 

ちなみに2Pちゃんはロゼが好きです。

クァワイイ~!って言ってました。

 

 

調べてみないと分からないと言うスレイを

凝視してるロゼ。そんなに見られていたら調べにくい!

ロゼ曰く「ただの導師観察」

 

 

◯ライラ

「ロゼさん、ずっと見てますね」

「変わった子だよ。ホント。

やば…ライラたちと話してるとまたパンチされちゃいそうだ」

「あの時のスレイさんとロゼさん、

ホントおかしかったですわ」

「……他人事だと思って……」

かわ、いい…

そしてロゼは相変わらずすごい見てくる。

ライラ曰くロゼはデゼルのことを知らないらしい。

 

 

(「変わった子だよ。ホント」のところでスレイに言われてるぞ…と)

「ライラ達と話してるとロゼにまたパンチされる」と言ったスレイは

人前で天族と話すのはいけないという考えは持っていないと思ってたけど、

よほどロゼのパンチが恐ろしかったのか、もしくは

ロゼを余計に怖がらせるのはいけないという心遣いなんでしょか。

 

 

◯エドナ

「面倒ね。ぶち破っていい?」

「バカな!貴重な遺跡を破壊するなんて!」

スレイと会話していたのに急に怒り出すミクリオ。

冗談が通じない感。スレイより感情的感。

 

 

「とりあえずぶち破らないでいてあげるからさっさと開けなさい。

こういうの好きなんでしょ?」優しいエドナお姉様。

 

 

◯ミクリオ

入口自体が閉じてる遺跡。

閉じられてる意味がありそうだ。

封印の類ではなく鍵穴すらない。

ミクリオに勝負を仕掛けられたスレイ。

 

「いいよ、絶対オレが先に開け方見つけてやる」

「ふふん。負け越しているのを忘れてるようだな」

かわ、いい…

 

 

「鍵穴が見当たらないとなれば、

まずは鍵以外の扉を動かす仕組みがある、と考えるべきだろう。

閂やつっかえ棒のようなモノか、

押したり引いたりするスイッチのようなものか…」

ミクリオさん、ひとりごとでたくさんヒントくれて爆笑しました。

 

 

◯ロゼ

「扉の奥どうなってるんだろね」

「お、ロゼも遺跡に興味あるんだ」

「全っ然。今あたしが興味あるのはスレイだって」

「そ、そう…」ロゼのストレートが決まる。

 

 

ロゼ、今まで導師はいい奴なのか悪い奴なのか

ちょこちょこ接触して判断しようとしてたけど

もう正体バレちゃったから心置きなく凝視なんでしょうか笑。

 

 

今はヘルダルフに対抗できる実力を持ち合わせてないのに

無謀にも何とかしないとと焦り向き合うスレイを

みんなが導師としての休息を取ろうと言ってくれた優しさが好きです。

 

 

そしてミクリオが好きなのでどうしても贔屓目で見てしまうんですが、

あの子健気すぎました…。

「ずっと側にいたからな」

 

前回のあらすじ

グレイブガント盆地にてハイランド軍とローランス軍の戦争に

ハイランド軍として参加したスレイ達。

導師と天族の圧倒的な力によってハイランド軍に軍配があがる。

そして次々と憑魔が生まれる戦場の中で

強く穢れを放つ領域を持つ災禍の顕主と

ついに対面することになる。

 

 

災禍の顕主の元へ向かおうとすると道にはローランス兵が佇んでいました。

近づくと戦闘が始まるが、前回とは異なりなかなか倒れない…

と思っていたらスレイもさっきみたいに倒せないと感じていたらしく、

このローランス兵たちはすでに憑魔と化していたものだった。

 

 

たくさん戦いたかったけれど、

本当になかなか倒れず苦戦したので逃げながら先に進みました。

 

 

兵士の憑魔から逃げつつ災禍の顕主の元へ辿り着くと

災禍の顕主の周りでは両軍の憑魔兵士たちが

わらわらと戦っている異様な光景が広がっていた。

 

 

災禍の顕主はこちらを振り返らず、

その対応だけでかの者にとっては人間や天族は

ちっぽけなモノだと思い知らされた気分。

ミクリオの隣にいたエドナは珍しく怯え後退りをする。

逆にミクリオはいつも通りなのは若さ故に

まだ怖さを知らないからなのか。

 

 

「おまえが」

少し震えてるようなスレイの声

「新たな導師が現れていたとはな」

 

 

「恐ろしいか」

「な、に?」

「死の予感…甘美であろうが」

 

 

スレイはこの時点できっと災禍の顕主に負けていた…

目を見開いた後にハッとし、

「ら、ライラ!」

 

 

自分の中の恐怖を追い出すように

目をギュッとつぶって

「フォエス=メイマ!」と叫ぶ…

 

 

スレイがいきなり神依をする様子を見て

ミクリオとエドナは「スレイ?!」

戦闘中は人間一人を依り代に天族は戦うから、

スレイしかいない状況ではミクリオとエドナは

何もできずスレイの中に戻ることしかできない。

 

 

スレイは今までもそうであったように

その人と敵対するような雰囲気でも、

一旦話をするような人なんですよね。

いきなり斬りかかるのはかなり焦っていたからなのでは。

災禍の顕主の与えるプレッシャーはそれほどまでに強い。

 

 

スレイはがむしゃらに向かっていくけれど、

片腕一本で、大剣を抑えられてしまう。

 

 

スレイは剣に力を込めるが

災禍の顕主は相変わらず片手で抑えて動きもしない

ついに神依が解かれてしまい災禍の顕主は嘲笑うように近づく。

 

 

「目映いばかりに無垢よな。おまえは誰よりも良い色に染まりそうだ」

 

 

役に立ちそうにない儀礼剣を構え

後退りしかできないスレイに災禍の顕主は咆哮をあげる。

 

 

災禍の顕主の穢れに当てられてしまったのか

スレイは思わず膝をつき嘔吐してしまう。

 

 

我が名はヘルダルフ。若き導師よ……生き延びて見せられるか?…フフフ」

「一体なんなんだ…」

 

 

いつの間にか災禍の顕主、ヘルダルフは姿を消していた。

 

 

「ミクリオ?おいライラ!エドナ!」

気づくといつも側にいてくれた

ミクリオ、ライラ、エドナの姿もない。

 

 

ふと足音がして「ミクリオ?」と目を向けると

そこにいたのは憑魔になったたくさんの兵士の群れであった。

 

 

「こいつら……いつのまに……」

 

 

天族も感じることができなくなったスレイは

憑魔の攻撃を受けつつも

ライラの真名を必死に呼ぶが神依化もできず。

 

 

天族の力自体も出せないようで

ライラもエドナもミクリオも

助けに入っている様子もなく

一方的に憑魔が襲いかかる。

それは3人からすると

激しくもどかしく辛かったのではないでしょうか。

 

 

スレイに襲いかかる憑魔兵士を退けたのは

幾度か出会った暗殺団の頭領と呼ばれていた者。

 

 

「まったく!何で!」

頭領は導師に敵対していたが

なぜ助けてしまったのかと自問自答してるかな…?

 

 

頭領は身軽に憑魔を退け、

倒れたスレイをおぶり谷へダイブ。

 

 

スレイ、こうして念願のローランス入りを達成する。

 

 

谷底へ落ちる最中憑魔兵士の武器が頭領の仮面に当たり、

暗殺団の頭領と導師はただ落ちてゆく。

 

 

 

森林の中で目覚めたスレイ。

側には仮面が外れ素顔を晒された

見覚えある暗殺団の服を着た、

これまた見覚えある赤毛の女の子、ロゼ

 

 

「助けてくれたのか」

 

 

「ミクリオ!」と

呼んでみるけど返事は来ない。

「あの獅子の男…一体何をしたんだ」

 

 

どこからか気配を感じ

「とにかくここを離れなきゃ」とロゼをおぶるスレイ。

移動速度がかなり遅く、ロゼ重いのかな…

いや疲れているだけですよね。

 

 

のろのろと移動を続けると

おぶっていたロゼが目を覚ます。

「あ…目が覚めた?君が暗殺団の頭領だったんだな」

ロゼとスレイの顔が近いのですが、顔ちか!とならない2人です。

 

 

スレイの呑気そうな

「君が暗殺団の頭領だったんだな」発言、驚く人は驚くかもしれない。

(私は一般人なので暗殺団の頭領にそんな呑気に!?でしたが

いろんな過激なゲームをやっている2Pちゃんは驚かないスレイに驚かず…)

 

 

スレイは天族に育てられて普通の人間の思考ではない。

前に暗殺団の話をした時も天族であるライラもエドナも怯えてなかったし、

王宮からの脱出とか手伝ってくれたからそんなに怖くないのかもしれない。

現に暗殺団の頭領は自分を助けてくれた。

そして頭領には風の天族も憑いている。

 

_______________________

 

(王宮からの脱出劇後のスキット)

「暗殺ギルド風の骨」

普通の人間だったけど憑魔並の力を感じた。

大陸一の暗殺ギルドなのに

なぜ憑魔じゃないんだろうと疑問を持つが

ライラは「それは……実はいい人とか!」

しかしアリーシャは風の骨について

良いイメージを持っていなかった。

「貴族、裏社会の大物、軍人など、

百名近くの暗殺に関わっているといわれます」

 

それでもライラは

「事情があるのかもしれません」と言い続ける。

「事情か…」

「会って確かめたいなんて言うなよ」

「言わなくても、また会うかもだろ?」

「全力で遠慮したいけどね、僕は」

_______________________

 

 

「……びっくりした?」

「うん。まあね」

「名前なんて呼べばいい?」

 

 

「ロゼでいいよ。ねぇスレイ、なんで放っておかなかったの?」

 

 

「目の前で倒れてたら助けるでしょ」

「それが暗殺ギルドの人間でも?」

 

 

「それじゃロゼはどうしてオレを助けてくれたんだ?

暗殺ギルドの人間なのに」

「わかんない。助けてよかったのかこれから判断する。

いい人なのは確かなんだよね…

 

 

こういうスレイとても大好きです。

テンプレ通りに言うのなら

困った人を放っておけないお人好しで、

人の心を惹きつけるところ。

 

 

ロゼは人を殺す暗殺団なのに助けるの?と疑問もあるけど、

例えば本当ならアリーシャもイズチに連れてくることは危険だったはず。

まだ良い人か分からないし穢れてたり仲間呼んで

イズチが危険になる可能性もあった。

(私は人間でメタ的な思考で大丈夫でしょうと思っていた)

困ってる人がいたらとりあえず助けるところが

スレイの優しさと甘さだと思ってます。

 

 

スレイが先ほど何かの気配を感じたように

ロゼも感じていたらしい。

このまま北に向かって

ロゼ達が隠れ家にしている遺跡に行ってほしいと。

追手にバレても大丈夫!と余裕そうなロゼ。

スレイの「ってゆっか、もう下ろすよ?」

言い方可愛い。ってゆっか…

このまま行った方が油断させられるから

おんぶの続行させられる。

 

 

再びのこのこと歩くスレイ。

しかし隠れ家となっている遺跡に着くなり

元気よく飛び降りるロゼ。

ロゼの仲間達が迎えに来てくれるが、

一緒にいるスレイの存在に驚いている。

 

 

二人の追手を誘い込んだらしく詳しい話は後で。

「その始末が先」

と言うロゼの言葉が引っかかり引き留めようとするスレイは

逆に双子の男の子の方に引き留められ

「ホントに追っ手を殺すのか?」

「相手次第かな?」

「なんかイヤなんだ。ロゼみたいな子が人を殺すの」

 

 

でも私はロゼの考えも生い立ちもわからない状態で

綺麗なイズチで育ってきたスレイに

そのようなことは言われたくないと思いました。

 

 

追っ手は子供達。

「敗残兵狩りの相手を間違えたな。

見ての通りあたしらは軍人じゃない。

敗残兵狩りなんてもうやめときな」

子供たちを解放しお金を渡し逃すロゼ。

 

 

「…いたたまれないよ」

「ローランスも何を血迷ったのか…

ローランスの上層部は何考えてるんだろう」

「ハイランドは姫が抑えていたというのに

ローランスが突然開戦か。さすがに予想できん」

「…おかげであんな子どもまで野盗まがいのマネをしなきゃいけない」

「けど、ま、たくましく生きてる」

 

 

風の骨の会話を聞きながらスレイは

驚いたようにきょとんとしていた。

「何?その顔」

「いや…」

「僕ら暗殺ギルドやってっけどだれかれ構わず殺してる訳じゃないよ」

「殺さなければならない者以外は殺さないさ」

 

 

今のこの世界では

子供たちは野盗まがいのマネをしなければ生きていけなかった。

だから金を渡し見逃した。

けど子供たちは更生できるのか。

出来ずにこのままだったら今度こそ容赦ないかもしれない。

 

 

「じゃあ、オレは?」

「少なくとも闇討ちみたいなマネはしない」

 

 

「けどスレイ、導師がやっぱり人を迷わせる邪悪な存在でしかないなら、

躊躇なく殺る。忘れんなよ。もう遅いぞ?助けたこと後悔しても」

 

 

「だが、どうやって見極める?頭領」

「それなのよ」

 

 

「いい人なのは確か」なスレイでも

「人を迷わせる邪悪な存在」であるなら容赦無く殺す。

 

 

ロゼとスレイはセキレイの羽として、

風の骨として度々会っていた。

 

◯1回目

イズチから出発後レディレイクの入口にて。

セキレイの羽としてのロゼと出会う。

まだ導師でもないスレイはきっとノーマーク。

 

 

◯2回目

レディレイク聖堂の裏路地、ルナール戦後風の骨として。

ルナールや暗殺団はもうアリーシャを狙わないが

別の危険が迫っているとの情報をスレイに提供する。

 

 

◯3回目

レディレイクの聖堂になる早で向かいたい時に

ロゼはセキレイの羽として手伝おうかと声をかける。

 

 

その後スレイは導師となり噂が広がり始める。

 

 

(本当の4回目はロゼにレディレイクの入口にて

王家のナイフを売ると返してもらえるイベント)

 

 

◯4回目

風の骨として王宮からの脱出を協力してもらう。

ロゼに風の天族が憑いていることが分かる。

 

 

◯5回目

風の骨として霊峰レイフォルクにて。

最初はロゼではなくエギーユ。

「オレを狙っているのか?なんで?」

「…貴様が導師であると吹聴しているおかげで

人心がどれほど乱されているか…」

エギーユ戦後にロゼはエギーユを抱え黙って引いていく。

 

 

◯6回目

下山後のフォルクエン丘陵

「君は…頭領って呼ばれていた人だな。

オレは本当に導師なんだ。信じてもらえないかもだけど」

「…本物か偽物かなんて関係ない!」

「何者かの加護領域を感じます」

「こいつ、導師級の霊応力を持っているのか?!」

「ですが、この人は私たちが見えていませんわ!」

 

戦闘後、風の天族デゼルを確認。

天族がなぜ暗殺者と共に?と疑問を持つライラ。

「訳があるんだな。暗殺者と共に居なければならない何かが」

「それにしても暗殺者と共に居て憑魔になってないなんて」

「あの暗殺者が穢れを生んでないんだ」

「まさか」

「純粋で清らかな心を持つ人は穢れを生まない……

あの暗殺者はスレイさんと同じなのですね」

「暗殺者が純粋で清らかだって?そんな事ってあるのか?」

「見た通りよ」

 

グリフレット橋に戻るとセキレイの羽の馬車はあるが、

ロゼとエギーユの姿はない。

 

 

◯7回目

パピー戦後のマーリンド。

薬を届けに来たセキレイの羽。

「なんでこんな面倒なことしてんの?」

「なんでって…困ってる人をほっとくのイヤだから………」

「ふーん、わかった。スレイが変なヤツだって」

スレイはなぜそんなこと聞くのかと戸惑いがちに答え

ロゼは見定めるようにしばらくの無言ののちに答える。

 

 

◯8回目

ボールス遺跡後のマーリンド。

宿に入ると突然窓から侵入してくるロゼ。

何も喋らないと思ったら風の天族デゼルが現れる。

 

「なぜマーリンドに留まらない?」

なぜ街を救った恩と称賛を捨て、

そうまで自分を犠牲にするのか。

「ここでできることはやった。

別の場所に知りたいことがある。それだけだよ」

「変わってるな」

「そっちこそ」

 

「オレ以外にもいるんだな。天族と一緒の人間が」

「暗殺者だけどね」

 

 

◯9回目

戦争前のグリフレット橋にて。

「聞いてた。ひどすぎ!戦争なんて放っといたら?」

「あいつらあんたを利用するだけ利用して

アリーシャ殿下も殺しちまうかもしれんぜ」

「やっぱり行くよ」

「けど!」

 

 

そして10回目が今回

 

あと

◯ロゼには天族が見えていないが、

風の天族デゼルが憑いておりしかも霊応力は高い。

 

 

ストーカーか?というほど接触していた…

しかしロゼは時間をかけて

「いい人なのは確か」なことを実感していた。

尾行していたら戦争中にピンチに陥ってしまう姿を見て

ロゼも思わずスレイを助けてしまったんでしょうね。

 

 

ロゼに付いてアジトになっている遺跡に向かう途中

「メーヴィンおじさん!」

「久しぶりだな。お嬢。そっちのは…今話題の導師か」

「スレイっていいます」

 

 

スレイの格好を見て導師だとわかったらしいメーヴィンは

ギルドの一員ではないけどロゼたちの恩人。

今時珍しい探検家。

気ままに旅して天遺見聞録の足跡を追っている。

 

 

天遺見聞録を取り出すメーヴィンに負けじと

スレイも天遺見聞録を出すけど

メーヴィンの方が使い古されている。

(導師は同志を見つけた…)

 

 

「お嬢、戦争が始まったと聞いて気になってたんだが…問題なさそうか?」

「うーん。このアジトはもう捨てる。依頼もしばらく様子を見たほうがよさそう」

「もしかしてオレのせい?」

「導師が暗殺ギルドの心配か?変わったやつだな」

 

 

ロゼがスレイを助けて敗残兵狩りの子供達が追ってきて、

アジトの場所が分かってしまったからかな?

 

 

「あんまりのんびりしてるなよ、お嬢。

導師の出現、戦争勃発…これから時代が大きく動くぞ

「スレイ。せっかくここに来たんだ。

奥にある遺跡の謎を解明してみせな。

ここは天遺見聞録に載ってない。

他にもいくつかそんな遺跡や伝承がある。

そんなに発見が困難なワケじゃないのにだ。

なんか、裏があると思わねえか?」

 

 

「自分の目で確かめたときにこそ伝承の本当の意味が見える…」

 

 

メーヴィンはスレイとロゼに別れを告げ立っていく。

 

 

勝手にベッド使っていいけれど

まだ安全かどうかわかんないからどっか行くなよ、

とスレイはアジトの中でもある程度自由にさせてもらえるらしい。

 

 

ローランス軍とハイランド軍の戦争は

結局その日のうちに終了して両軍とも引いた。

駐留部隊はいるもののすぐに再開する気はなさそう。

激化すると思ったらあっさり終わった。

裏で交渉があったのか、一部が先走っただけなのか。

 

 

メーヴィンの言っていた遺跡の深部は現在は塞がれていた。

という感想だけで終わってしまったのは今は疲れているからか、

またはヴィヴィア水道遺跡のように相方がいないから気分が乗らないのか。

 

 

ベッドに戻りとりあえず横になっていると……

「まったく、スレイのヤツ…もうちょっと警戒するもんだろう」

「仲間はずれが寂しいのね」

「声が届かないのって本当にもどかしいですわね」

「みんな!」

 

 

天族の声が聞こえるようになったスレイ。

「いなくなったのかと……すげー焦った!」

 

 

◯スレイが天族を知覚できなくなった原因は

二つの領域が重なったらどちらの加護が強く影響するか。

スレイの領域がヘルダルフの領域に打ち負けてしまった

そのせいでスレイの霊応力が一時的にマヒしてしまった。

災禍の顕主はドラゴンよりも強く穢れた領域を持っていた。

 

 

わかったことはヘルダルフが導師が沈めるべき相手の災禍の顕主。

スレイは大地の記憶を取り出し

「あいつがあれほどの穢れと力を持ったのは何か理由があるって訳か」

ミクリオは「あんなの自然に生まれてたまるか」と言いますが原因は一体。

それはこれからまた各地を回って大地の記憶を集め識っていくしかない。

 

 

「それを識り、スレイさんが答えを持ってかの者に挑まなければー」

 

 

「何ブツブツ言ってるの?」

会話を聞いていたのは風の骨の方々。

「ここに仲間がいるんだ」

「は?」

「…天族なんだけど」

スレイの後ろにライラとエドナとミクリオが固まっているのが可愛い。

ロゼたちにはスレイが一人に見える。

スレイは人間から見ると一人というところに寂しさを感じてしまいました…

 

 

「そ、そういうの笑えないよ」

「ライラ、彼女ならアレで声が聞こえるんじゃない?」

「そうですね、やってみましょう」

怯えるロゼと勝手にライラと話を進めるにこやかなスレイ。

ロゼにはデゼルが付いていたから

聞こえる可能性があると思ったのかしら。

 

 

スレイはロゼの手を無遠慮に取り

「耳を澄まして。ロゼ」

そのシチュエーション、セリフは…

「ロゼさん、聞こえ…」

「ぎゃぁぁぁぁ!!!」

「ロゼさん、落ち着いて…」

「聞こえない!ばか!放せ!」

 

 

エドナが悪巧みをした時のニヤリ具合と

ミクリオの呆れた顔が表情が最高にラブリー

エドナはロゼの背後に近づきそっと

「お化けだぞ~」

 

 

ロゼの渾身の右ストレートが

スレイの顔面にヒットしてブッ飛ばされてしまう。

白目になり倒れるスレイ、

驚いてるライラとミクリオ、必見…。

戦場で辛い目にあった

プレイヤーのメンタルが回復される…

 

 

どこかへ走り出すロゼはそっち系、

心霊関係てんでダメらしい。

風の骨の仲間たちからそう聞いたスレイは

「そーですか…」と恨みがましくエドナを睨むが

プイッと知らないふりをするエドナお姉様。

 

 

天族の仲間が知覚できるようになり

ホッと一息ついたところで

スレイへの対応が決まるまではここにいてもらうけど、

楽にしてていいというので

次回はここ、ティンダジェル遺跡を探索します。

 

 

◯暗殺ギルド風の骨

だれかれ構わず殺してる訳じゃない。

殺さなければならない者以外は殺さない。

導師が出現したことで人心が乱されている世間で

ロゼたちはスレイに幾度か接触をして見極めている最中。

「けどスレイ、導師がやっぱり人を迷わせる邪悪な存在でしかないなら、

躊躇なく殺る。忘れんなよ。もう遅いぞ?助けたこと後悔しても」

「だが、どうやって見極める?頭領」

「それなのよ」

 

 

どうするのよ!

 

 

スレイが初めてヘルダルフと対峙して

恐怖を隠しきれなかった時、

2Pちゃんが

「スレイはまだ17歳の男の子だから怖くなる時もあるよ」

と言っていました。

いつも落ち着いているからそのことを忘れがちになります…

17歳の男の子は出来ることも多いけれど、

出来ないことも多いということを忘れてはいけないと思いました。

 

 

スレイが導師になってから今まで上手くいっていたけれど、

アリーシャの離脱に続きヘルダルフに敗北など

挫折も多くなってきました…が、これが現実。

 

ピリピリした場面でライラとエドナが連続ででろでろなものを、

その後にミクリオがフルーツフラッペを作ってくれて緊張が和らいだので

やっぱりゲームは自分がプレイしてキャラクターたちと

信頼を深めるのがいいと思います!

そしてプレイ動画は色々取りこぼしがあります!

もちろん私の日記にも取りこぼしが!

 

 

前回のあらすじ

世界をめぐる導師の旅はローランス帝国に向け出発しようとするが、

突如攻めてきたローランス軍にハイランド軍は応戦するという情報が届く。

スレイは「導師は戦争に参加してはいけない」とライラたちに説得され、

マーリンドの住民と木立の傭兵団と共にグリフレット橋まで避難する。

 

しかし少し前まで共に行動していたハイランド王国の王女アリーシャが、

今回のローランス軍の進軍を手引きしたスパイ容疑をかけられていた。

アリーシャを解放する条件は、導師スレイが戦争に参加し、

ハイランド軍を勝利に導くこと。アリーシャの容疑を晴らすため、

スレイ達や木立の傭兵団は戦争に参加することを決める。

 

 

憑魔を狩っていたらダメージを受けたので一旦マーリンドへ行ってました。

住民は避難しており兵士しかいない。武具屋もやっておらず宿屋のみ。

鳥の鳴く声だけが響くまさに嵐の前の静けさ。

 

 

グリフレット橋まで避難してきた住民やロゼたちのところへ戻ると、

聞いてた。ひどすぎ!戦争なんて放っといたら?

「あいつらあんたを利用するだけ利用して

アリーシャ殿下も殺しちまうかもしれんぜ」

「やっぱり行くよ」

「けど!」

 

 

アリーシャ殿下の事は俺たちみんなが濡れ衣だってわかってる。

これからレディレイクに行って直談判してみるさ

「うむ評議会もさすがにこれだけの民の声を黙殺はできんじゃろうて

「だから安心していっといで」

「必ず帰ってきてね!」

「うむ。待っておりますぞ」

 

 

「ありがとう、みんな!行ってくるよ」

 

 

アリーシャはスレイと共にマーリンドのためたくさん駆け回り、

その姿をしっかりと住民たちは見ていた。

住民たちも潔白を証明しに向かってくれるなら、

もし負けてしまってもスパイ容疑を晴らす望みはあるでしょう。

 

 

(戦争はただでさえ強いストレスがかかってしまうので

心配事は少しでも減った方がいいし名もなき住民たちが

力を貸してくれるのは私は純粋に嬉しかったのです。)

 

 

スレイは

①戦争でハイランド軍を勝たせ

②人を傷つけ自身が穢れてしまわないよう

③戦場に渦巻く穢れに飲み込まれないよう

にしなければならない。

 

 

でもミクリオから言わせると

『さっと行ってさっと終わらせよう。きっと何とかなる。僕たちが付いてる』

普通の人間からはスレイ一人にしか見えないけれど、

スレイにはライラもエドナもミクリオも付いている。

難しく考えてしまうけれど、みんながいてくれるから「きっとなんとかなる」

うぉぉっ元気出た…!

 

 

戦場であるグレイブガント盆地へ向かう。

青のハイランド軍と赤のローランス軍がぶつかり合う。

遂に来てしまった戦場……

 

 

「あれだな」

「自分のうちにある、正しいと思う気持ちを見失わないで、スレイさん」

「そんなに心配しないで。大丈夫だから」

 

 

(スレイはさらりと言うけれど無理に繕っているのだろうか…。

それとも穢れてはいけない導師であるから、冷静でいようとするのか。

人と人が殺しあう状況を目の前にしても、

冷静でいなくてはいけない導師の素質は悲しいくらいあるスレイ…)

 

 

ハイランド陣営ランドン団長のいる天幕へ。

「来たか導師」と言われるも

スレイは挨拶なしで「ルーカス達は?」

…ジイジからの教えで礼儀正しいはずのスレイなのに

急に本題に入るし声音が冷たい。怒ってますね…。

 

 

「右翼先鋒、奇襲部隊だ」

居場所を教えてもらうとスレイは無言で向かおうとする。

「待たれよ、導師!貴様には中央に展開した……

指揮に従え!導師!ここは私の戦場だ」

ランドンの怒鳴り方がリアル…。

 

 

「……オレのやるべきことは変わらない。ここが誰の戦場でも、だ!」

 

 

 

 

 

 

スレイのそういうところ本当に好き!

冷静さも兼ね備えているところが純粋にただただかっこいい。

スレイは自分が決めたことは誰に何を言われてもどんな状況でも変えないんだろな。

 

 

「ガキ一人がどれほどのものか!

大臣の目も曇ったものだ!我らも出るぞ!」

 

 

確かにスレイにひどい条件がついてるとしても

これは戦争で、大臣の一声で参加させた青年が

自分の戦略も聞かず好き勝手していたら怒りたくもなる。

以上ランドン視点。

 

 

ローランス軍が急に攻めてきたため、もっと怪我人が増えてくるだろう。

救護兵の多くはまだ王都にいるので到着は当分先。あとから本隊もくるだろう。

 

 

こんなに大きな戦闘を想定していなかったから弓や投石の数が足らない、

単純な歩兵戦力に頼ることになりそう。

北に展開した傭兵団が敵の横っ腹を突く。

 

 

ルーカス達を探そうと右翼に向かうが…

傭兵団の奇襲(不意打ち)からの挟撃(挟み撃ち)は

失敗したので右翼に向かったハイランド軍の兵士は

本隊に合流するとの伝令を耳にする。

 

 

「ルーカス達を見捨てるつもりなのか!」

「彼らの犠牲を糧にせねば、より多くの兵が命を落とす!」

「彼らはまだ戦っているじゃないか!」

 

 

「これは戦争なんだ!」

 

 

兵士の言うことも否定はできずスレイは目を伏せるのみ。

ミクリオはスレイの側に寄って

「スレイ、彼は兵士としての役目を果たしているだけだ。責められないよ」

「くそ!」

 

 

「こんな殺し合い、バカげてる!」

「人々の怒りや憎しみであふれかえっていますわ」

息苦しさの原因は戦場にいる人々の怒りや憎しみ。

戦場はまさに穢れの坩堝。

(種々のものが混じり合っている場という意)

 

 

戦っているルーカス達を見つけ

「行くのね」

「うん!頼むぞ、みんな!」

スレイがみんなのこと頼ってくれて嬉しいぞ!頑張ろうな!!

 

 

神依の姿は霊応力のない人には見えない。

ミクリオと神依して戦闘に介入したスレイ。

 

 

突如乱入してきた青年に驚く兵士たちに一言。

「だいじょうぶ。手加減してるよ」

 

 

 

どんどん湧き出てくるローランス兵との戦闘。

「どけ!道をあけてくれよ!」

「スレイ、油断して足元すくわれるなよ」

「わかってる」

「スレイさん怒ってますね」

「怒りたくもなるでしょうよ」

 

 

兵士にはミクリオが見えておらず、スレイにしか攻撃しに来ない。

そしてスレイは珍しく「どけ!」と乱暴に言っており新鮮。

 

 

スレイはローランス兵を前に戦場の真ん中をゆったりと歩いている。

「なんだこいつ、ただの長剣一本で…」

後ろから斬りかかるも何かに弾き飛ばされる兵士。

「なっ!なんだ!何に防がれたんだ!」

 

 

スレイの背中にはミクリオが寄り添っていた。

ミクリオに背中を任せているために

スレイは背後を全く気にしていなかった。

スレイにとってミクリオは背中を預けられる相手。

 

 

 

 

 

 

ゆっくりと歩みを進めてくるスレイにローランス兵は

「ば、化け物……」と後退り。

「何がおきてやがる…?」

「どいてくれ」

背後から弓兵が弓を放つもライラとの火神依で薙ぎ払い、

目の前にいる兵士達も薙ぎ払う。

 

 

スレイさん無双状態。

すごく好きですかっこいいです……。

普段の温和な彼からは想像ができないギャップにヤラレっ…

 

 

「これが導師の本気なのか…」

思わず慄くルーカスの元に辿り着き

「ルーカス、帰ろう」

「あ、ああ……」

 

 

「退け!ローランス兵!」

ひと吼えすればスレイの声が響き渡り

「何者だ、貴様ぁぁっ!」と怯えられる。

「次はない!退け!」

 

 

(エドナの力で大地を通して

頭の中に響かせていると考えてた人がいてなるほどなと…)

 

 

「あ、悪魔だ!ハイランドが悪魔を連れてきた!」

エドナとの地神依で地を隆起させられ、

スレイから逃げていくローランス兵。

 

 

剣を納めニコリと振り返るスレイを見るのは怯え切ったルーカス。

 

 

スレイの表情は映さず俯く口元だけ映すカメラワークです。

一体君は何を思っているのか。

こっちが泣きたくなる…

泣き笑いのような切ない表情で

「本当に無事でよかった」

ルーカスを置いて踵を返すスレイ…。

 

 

 

 

 

ルーカスは怯えてはいたけれど、

はっきりと拒絶してはいないんだよね。

スレイの方が耐えきれなくなったよう。

平静を装ってはいるもののやはり傷ついている…

 

 

「スレイ、彼らもいつか分かってくれる」

「そうですわ」

「ありがとう…気休めでも今はうれしい」

 

 

心配そうに声をかけるミクリオとライラ。

またスレイの目を映さず口元だけ……

 

 

気休め=人を心配させないようにするための、あてにならない言葉。

そんなこと言うなよスレイ…ライラもミクリオも本当に心配しているんだ…。

でも気休めじゃないと言い切ることもできない。

だってライラとミクリオはスレイとは違って天族なのだから

同じ人間に化け物呼ばわりされて、助けた仲間に怯えられる感情は

人間であるスレイにしかわからない。

 

 

「泣いてもいいけど?」

一方エドナは中途半端なことは言わず真実だけをいつも述べる…

 

 

「ううん。まだ終わってないから」

少し静かになった戦場を歩く4人の後ろ姿

 

 

 

右翼を後にし激戦区を歩くスレイ。

ローランス兵達が地に押し上げられて

ぼこぼこと飛ばされているけど、あれは死ぬ!!!

多分死なないようにしてるんだけどあれは…!!

2Pちゃんときっと柔らかい土がクッションになっている…!

と予想(笑)していました。

 

 

退却していくローランスを見て

勝利の歓声を上げるハイランド兵に対し

スレイは喜びも悲しさも見せず表情は固く

前をただ見据える。

 

 

「あとはここに生まれてしまった憑魔を鎮めないと」

 

 

「ま、今回はとことん付き合ってあげるよ」

「ありがとう。ミクリオ」

 

 

いつもと変わらずちょっとひねくれた口調で

言ってくれるミクリオ……

その軽さが心が傷ついた今は助かります…。

 

 

「英雄たちの素顔」

戦場の風景だけは昔も今も変わらない。

英雄とか豪傑とか呼ばれた連中は大抵は憑魔。

「戦場ほど穢れを生み、

人がそれを受け入れてしまう場所もありませんから」

歴史の本に出てくる人物も憑魔だった。

「知らなかっただけで、ずっといたんだな。導師も憑魔も」

 

 

憑魔を鎮めるため戦場を走り回ってるとランドン団長がいた

「掃討しろ!一人も逃すな!」

「師団長さん!もう勝敗は決してる!」

「導師か。何を甘いことを。ここで徹底的に打ちのめせば、

以後も優位に立てるであろうが

「そんな事のために!」

「スレイさん、この人に何を言っても無駄ですわ」

 

 

(師団長さん呼び好きです。

スレイにとって憎たらしい人でも呼び捨てはしない礼儀正しさ…)

 

 

「導師、貴様の働きのおかげでこれほど圧倒できるのだ。もっと誇られよ!」

「くっ…約束通り……アリーシャは必ず解放してよ」

 

 

ほんとうに…ここまでやったんだから…

マーリンドの住民も訴えに行っているようだから、

なんとかなると思いたい。

 

 

この状態で憑魔を鎮めようとしても

焼け石に水の状態なので落ち着くまで一旦離れることにするが…

 

 

しかし何者かの領域

入ってしまい息苦しさにうずくまるスレイ。

長年生きてきたエドナやライラでさえ

この領域は今まで感じたどれよりも穢れている。

 

 

(誰かうずくまるスレイのこと介抱してあげて!と

思ってしまったが、この程度で介抱されるようなヤワな人物ではなかった…)

 

 

「スレイさん!これ程の邪悪な領域を持つものは

かの者しか考えられませんわ!」

「まさか、災禍の顕主……」

 

 

戦場では兵士が穢れにあてられて正気を失い、

敵味方関係なく殺し合いが始まってしまってた。

 

 

思わず止めようと走り出すスレイに

「いけません!今の私たちが敵う相手では……」

「わかってる。やばくなったら逃げるよ!

みんなの命も預かってるんだ」

 

 

「しょうがない子ね」

とエドナは言うけれどライラはそれでも不安げな表情を隠せない。

 

 

先に進もうとすると憑魔に変わり果てたランドンが立ちふさがる。

 

導師よ。このランドンの武功を邪魔立てする気だろう……許さぬぞ!

さあ、立て!大臣も貴様の首を見れば、

私と導師のどちらが国にとって必要かわかるだろう!

 

 

スレイはハイランドに戦力として必要とされる筋合いはないぃぃ!

武功なんてくれやる!

 

 

「みんな、踏ん張ってくれ!」

 

 

一度スレイが戦闘不能になったけど

弱点を意識したり避けたり

神依で守ったり結構立ち回りは

良かったのではないでしょうか……

(戦闘不能になったけど)

(戦闘不能になったけど…)

 

 

ランドンの穢れが消えない。

この領域の力はすでに

ライラの浄化の力を上回ってしまっている。

根本を取り除かねばならないが

その方法は災禍の顕主を退けることのみ。

 

 

「行くしかない…」

「無茶ですわ!」

 

 

ライラ!お願いだ!

オレたちがやらないと、この戦いは止まらない!」

 

 

「………あの丘の上が穢れの中心のようです」

「ごめん」

 

 

「詫びなんて不要だ。僕たちは死なないからね」

ミミミクリオ~~!!!!!

 

 

「ミクリオ…そうだよな!」

「行くのなら早く行きましょ」

 

 

スレイはミクリオに「僕たちは死なないから」

と声をかけてもらい、笑顔になって力強く返事してました。

スレイにとってその存在、言葉はどれだけ心強いのか。

でもまだ世間知らずだからこそ強気でいられるのかなとも。

 

 

スレイの称号がランクアップ

「遊撃士」戦場を全力で駆け回って奇襲によって優位を取る剣士の称号

「剣舞士」剣を舞うように操り敵を翻弄する剣士の称号

「術剣士」霊力を込め、左手に持ち替えた剣から属性の力を振るう

剣士の素養を見出しつつある称号

「高遊撃士」素早く繰り出す特技を操り、様々な戦況に対応できる遊撃士の称号。

「熟練舞士」実践経験を経て才能の片鱗を見せ始め、舞うように華麗に戦う剣士の称号。

「魔剣士」人には見えぬ技で憑魔をなぎ倒す魔剣士。

 

 

 

「ほら、さっと行ってさっと終わらせよう。

きっと何とかなる。僕たちが付いてる」

「さっき言ったよな?僕たちが付いてる」

「スレイ、彼らもいつか分かってくれる」

「ま、今回はとことん付き合ってあげるよ」

「詫びなんて不要だ。僕たちは死なないからね」

 

ミクリオ良い子すぎじゃないですか…?

今回やけに励ましてくれる。

慣れない戦争だからか、

スレイと同じ人間であるアリーシャがいなくなった後を

ミクリオは埋めようとしているのかな…。

 

テイルズオブ大全のミクリオのページにある

「自分が人間であったなら、より多くを知り、寄り添うこともできただろうに」

の思いが今回と次回でピークに達していたのではないかと思います。

 

ちょこっと全然関係ない話。

とあるアイドルの考察のブログを読んでいたら

前の記事から2ヶ月ぶりの更新でした。

継続は力なりだからなるべく短い間隔で

記事を書いた方が良いと思っていました。

 

でもその内容の濃さに量より質だなと考えを改めました。

だからと言ってここの質が良くなるかは

また別の問題です。これプレイ日記ですし…?

でももっと画像は増やしたい、見やすくしたい…

 

 

ちょっと前からライラとミクリオの称号が

ランクアップしていました。

 

ライラの称号

「紙使い」どこからか紙の束、紙葉を取り出し、霊力により自在に燃やすことができる。

「火遣い」成長・変化の象徴である火を操り、臨機応変な間合いで立ち回る。

「火術士」術攻撃力の象徴となる火を司り、文字通りの高火力で敵を浄化する。

「紙の魔手」紙の扱いが熟達者の領域に達し折り紙も自由自在。

「火の護者」最も使い手によって破壊にも創造にもなりうる属性ともいえる火を我が物とする。

「火炎術士」火に加え、蒸気、熱波を操り、様々な状況に対応する術者の証。

 

紙の扱い!!!!

 

ミクリオの称号

「杖使い」長杖を用いて棒術のような技を繰り出し、近接戦においても対応力を持つ証

「水遣い」水の流れを我が物とし杖術や天響術に造詣を持つ称号

「水術士」水属性を主とした攻撃術を使いこなす天族ならではの術者の証

「杖の魔手」長杖を手の延長のように巧みに操る杖使いを称える称号。

「水の護者」水を操り、水の霊力を攻守に使い分ける者への称号。

「水流術士」水を中心に、氷、蒸気をも司り攻撃術を繰り出す術者の証。

 

 

火と水の複合が蒸気、

火と風の複合が熱波、

水と地の複合が氷なんですね。

 

 

前回のあらすじ

スレイ達は疫病に苦しむハイランド王国の街、

マーリンドの穢れを祓うことができた。

ハイランド王国の王女アリーシャと別れ、

次の目的地はハイランド王国の敵国であるローランス帝国。

 

 

マーリンドから出発しようとしていた一行だが

馬に乗った兵士がこちらに向かってくる。

ハイランド王国の兵士で、

マーリンドに緊急の伝令を届けに来たらしい。

 

 

内容はローランス帝国が攻めてくると言ったもので、

マーリンドにはスレイから伝えて欲しいと。

 

 

馬に乗った兵士は怪我をしているものの

都へ向かおうとする。

スレイは怪我してるのに無茶だと止めるが、

兵士は「一刻の猶予もない!」

 

 

スレイはライラをちらりと見るけど

ライラは首を横に振る。

連れて行ってあげたり、

スレイが代わりに行こうとしてたのかな。

 

 

せめてものと、スレイとライラで火神依になり

「気をつけて無茶しないで」

兵士の手を握り回復してあげる。

兵士は霊応力がなく天族が見えない、

神依の姿も見えずスレイに手を握ってもらったら、

あれ身体が軽くなった?みたいな感じでしょうか。

「ありがとう」と去っていく。

 

 

とてもかっこいい場面だと思いました…。

自分の責務を全うしようとする兵士と

神依の状態が見えないからこそできる演出…

 

(でも水神依の方が回復優れているんではと

思ってしまう)

 

 

前回、ルーカスの言っていた「別の依頼」

ローランスが攻めてきていることを知っていた

ハイランドからの戦争への参加の依頼なんでしょうか。

 

 

部下と士気を高めていたルーカスを見て

スレイは「オレもいく」

ミクリオも同意で

「彼らをみすみす死なせるのも寝覚めが悪い」

 

 

しかしライラは「いけません!」

 

 

「導師が戦争に介入すれば、

手を貸した陣営に勝利をもたらしてしまいますわ」

 

 

「じゃあ黙って見てろって言うのかい?」

(ミクリオ意外。スレイ以外の人間のことに

関心持ってなさそうだったけれど、

アリーシャのことも気にかけていたように

ルーカスはスレイの良き知り合いになったからでしょうか)

 

 

「そうよ、人間たちが落としどころを見つけるしかないの」

 

 

「導師の力があれば救える人たちもいるじゃないか」

「ハイランドの人々は救えるかもしれません。ですが……」

 

 

「その代わりにローランスの人々は救えない、か」

「そう。それが戦争。戦争に正義も悪もないんだから

 

 

「導師の力は世界のありように大きく影響します。

まして戦争に介入するとどれほどの歪みを生み出すか…」

 

 

「わかった…ルーカス達も村の人と

一緒に避難してもらおう。それならいいだろ?」

 

 

◯スレイは戦争には参加しない考え。

王宮から逃げる際に兵士を簡単に退けたように、

増水し渡ることができない川を簡単に渡ったように、

スレイは天族達の力を借り、圧倒的な力を持っている。

そんなスレイが人間同士の争いに介入すれば、

スレイが力を貸した側、ハイランド軍が必ず戦争に勝つ。

ローランス軍は必ず負ける。

導師スレイの力は世界に大きな影響を与えてしまう。

今後もハイランド軍に利用されてしまうかもしれない、

ローランス軍に敵視され、

旅をすることもできなくなるかもしれない。

一方的に力を貸すことはしてはいけない。

 

 

◯死人が出るのに関わるなと冷酷なライラとエドナ。

エドナやライラは長く生きる天族として

今まで様々な人間の争いを見続けていたんでしょう。

戦争に正義も悪もないし、

人間たちが落としどころを見つけるしかないと

達観視してします。

そもそも戦争なんて穢れているところに行ったら

天族はあっという間に穢れてしまう。

だから多くの人の命が失われてしまう

戦争が起こっているとしても、

関わらないようにしようという

天族ならではの自分の身を守る考え。

(いやでも普通の人間でも戦争には関わりたくない…。)

 

 

◯スレイが穢れる可能性がある。

戦場は憎悪など穢れが多く集まっているところ。

スレイも戦うことがあるかもしれない。

憎悪を向けられるかもしれない。

スレイが穢れないという保証はどこにもない。

スレイが穢れるとスレイを器にしている

ライラ、エドナ、ミクリオも穢れてしまう。

導師が穢れて憑魔に変わるとすごくまずいらしい。

 

 

スレイが導師となったからには、

導師として中立でいなければいけないと思うんです。

 

「憑魔から人や天族を救うため苦渋の決断に迫られる」

「それは想像を越えた孤独な戦い」

「導師としての宿命」

 

もちろん戦争なんて嫌に決まってます。

スレイならハイランド軍、ローランス軍関係なく

助けに行きたいと思うはずです。

でもスレイは「導師」になったんです。

導師のありようは世界に大きな影響を及ぼしてしまうんです。

戦争に参加したら

スレイのおかげで命が助かった人もいたかもしれない、

スレイのせいで命を落とした人もいるかもしれない。

でも導師スレイは戦争に参加しないと冷静に見極めた。

 

 

せめて自分の関わって人達だけは無事でいてほしいと、

ルーカスを説得することに。

 

 

ミクリオはスレイの

「ルーカス達も村の人と一緒に避難してもらおう」

という提案の時にスレイのことをしっかり見ていて、

ライラもそれならと頷いた後に

「さっきの調子だとすぐにでも出発するかもしれない」と

すぐに行動に移すようにスレイに助言する。

(ミクリオの動向に注目しながらプレイしていたら、

よくスレイを見ているなと思いました。)

 

 

その助言を私は無視して(ごめん)

ネイフトにアガサから預かっていた

書庫の鍵を返すことに。

 

 

側にいた子ども達は

大人になったらマルトラン様の跡を継ぐ、

二代目の青き戦乙女になるんだ!

マルトラン様の跡を継ぐのは

アタシです~と会話をしている。

 

 

ネイフトからマルトランのことを聞く。

アリーシャの師匠、マルトランはこのマーリンド出身。

跡継ぎが皆亡くなり、彼女が継ぐことになった。

マルトランは責任感は人一倍だけど体の弱い子だったため

厳しく自分を鍛えた。戦乙女と怖れられるほど。

「…逆なんだな」ぽつりと呟くスレイ。

 

 

「アリーシャとマルトラン」

スレイに「逆って?」と聞こうとするミクリオ。

そんなミクリオのことをエドナはニブミボ、ミブニボ。

アリーシャとマルトランは対照的。

しかしきっかけや境遇は異なっても

目指したものは同じだった。

 

自ら望んで王族の責務を果たそうとし

思うようにいってないアリーシャと、

強いられ望んでもいない騎士となり

功績を挙げ尊敬を集めているマルトラン。

でも二人ともきっとそれぞれに

うまくいかないこともあると感じているだろう。

 

 

そしてもう一つ、ネイフトに

瞳石(大地の記憶)の事を聞く。

街の復興を願って聖堂に納めてきたらしく

譲ってもらえるか尋ねると

導師の頼みだからと快く承諾をいただきました。

(瞳石は霊応力のない人間からすると

ただの綺麗な石らしい)

 

 

緑の瞳石・アインス(ドイツ語の1の意)

 

「栄光に包まれたローランス軍の出陣式。

ひとりの将軍が兵の大歓声に応えている」

 

大地の記憶の内容は説明そのままです。

ライオンを思わせる強そうな金髪の将軍

出陣式で兵の大歓声に応えている。

いつ時代のものか分からないそうな。

歴史を紐解くようで

ワクワクするというスレイ……

(これで大地の記憶は2個目)

 

 

やっとルーカスの説得へ。

村の人達と一緒に避難して欲しいとスレイ。

なぜだ?!戦場は俺達の仕事場だぞ。

それにせっかくマーリンドもここまで立ち直ったんじゃないか。

ローランス軍にめちゃくちゃにされてもいいのか」

 

「…オレはルーカス達が心配なんだよ」

ルーカスはマーリンドに愛着を持ってしまったのか。

可愛いと思ってしまった……。

 

 

それでもルーカスの説得に成功して、

グリフレット橋まで避難することに。

ようやく活気が戻ってきたマーリンドを

見捨てることを悔しく思うルーカス。

しかしスレイは「大事なものは、はっきりしてる」と。

 

マーリンドに来た時のスキット、

「大樹そびえし学都」その後の

「大樹の華」を思い出しました。

『けどまた春が来れば花が咲くし、秋には実がなるよ』

『はい。学問や芸術への情熱が消えない限り、何度でも』

 

 

橋は完全には復旧しておらず、

しばらくは川辺で野営になるから

準備しておけと助言をいただく。

が。

 

 

マーリンドの住民、木立の傭兵団と共に

グリフレット橋まで避難すると、

兵を従え、馬に乗ったハイランドの軍師団長

ランドンに呼び出しを受ける導師。

 

 

 

 

スレイは「導師はオレ」と素直に名乗りあげ、

偉そうな態度のランドンにルーカスは挑発をする。

「ランドン師団長殿、導師にご用でこの戦列か?」

ランドンはスレイにアリーシャの件で用があるらしい。

 

 

「アリーシャ殿下の導師を利用した国政への悪評の流布と

ローランス帝国進軍を手引をした疑いにより、その身を拘束した」

 

 

(これってアリーシャと政敵のバルトロが

アリーシャを王宮から離れさせるために、

マーリンドに行かせその間に王宮で戦争の準備を進め、

戦争が始まることになったきっかけをアリーシャに

被らせようとしてたのかなと思ってました。

疫病で死んでしまったら死人に口無しだし。)

 

 

「アリーシャはそんなことしてない!間違いだ!」

「これは逮捕ではなく容疑だ。導師」

 

 

「導師スレイが力を振るい、この戦に勝利をもたらせば、

その容疑も晴れるであろう」

 

 

「バカな!」

ミクリオは怒るがその声は

もちろんランドンには届かず…

「……」

 

 

「スレイさん、受け入れましょう」

「仕方ないかもね。もしこのままアリーシャが命を落としたら…」

スレイは自らを責めてしまい穢れと結びつく…

命を落とすって国家反逆罪とかでか。

 

 

「穢れた導師は戦争なんかと比べものにならないほど

世界を悪い方向へと誘うわ」

 

 

戦争に参加するデメリットを

たくさん書きましたが、

それでもアリーシャの容疑を晴らすために、

スレイは戦争に参加するしかない。

 

 

「ほら、さっと行ってさっと終わらせよう。

きっと何とかなる。僕たちが付いてる」

ミ、ミクリオ……泣

ミクリオの言葉を聞き、

力強くうなずくスレイ………。

 

 

 

 

導師が介入したり穢れてしまうと

世界が変わってしまうとか、

大きな責任が伴ってしまう。

でもアリーシャのことを助けたい、

そんな時にミクリオが軽い口調で

「さっと行ってさっと終わらせよう」

言ってくれたのは気持ちも軽くしてもらったようで泣いた。

 

 

「きっと何とかなる。僕たちが付いてる」

ライラとエドナとミクリオがいるから、

根拠はないけれど本当になんとかなりそうで…

3人もスレイを穢れさせる気はさらさらないと思う。

スレイは大層励まされたのではないかと…

 

 

いつも慎重なミクリオが考え無しに言ったような言葉、

スレイの中ではアリーシャを助けたいと

考えは固まっていたのだと思うけど、

導師としての責任や影響、色んなことを考え過ぎず

ただのスレイの背中を押してくれたかのよう。

 

 

「オレが戦えば、アリーシャを解放するんだな」

「勝利をもたらせば、だ」

 

 

参加するだけではなく、

ハイランド軍を勝利させなければ

ならないという苦しい条件…

 

「導師が戦争に介入すれば、

手を貸した陣営に勝利をもたらしてしまう」

「導師の力は世界のありように大きく影響する」

 

 

そしてルーカス達も戦争に参加すると。

「やっぱ戦いもせずに逃げる事はできねぇよ。

俺たちには数々の戦いで得た誇りがあるんだ」

 

 

「よかろう。指揮官は私だ。それを忘れるなよ」

 

 

 

「なーに、俺たちがいれば導師の出番なんか無いって」

 

「スレイさん。顔を上げてください」

「さっき言ったよな?僕たちが付いてる」

「バカ正直に戦争に付き合うことはないわ。

面倒だし。適当に終わらせましょ」

 

 

「……みんな、ありがとう」

 

 

スレイがありがとうと言うセリフ、

毎回とても好きで

反射的にありがとうと言うのではなく

本当に感謝してるんだなと伝わってくる。

 

 

「導師の道」(ライラ、エドナ、ミクリオ)

今回の相手は浄化が目的の憑魔ではなく

人間、しかも戦争。

 

退けるとはいえ、人を傷つけなければならない。

それがスレイの心の痛みとなって

穢れを生む原因になるかもしれない。

 

「導師が穢れないのって、

針の穴を通すようなものってことじゃないか?」

(今まで「〇〇を針の穴に通す」という使い方が

正しいと思っていましたが、

「針の穴を通す」でも成立するんですね。

簡単ではないことという意味らしい。)

 

 

「アリーシャのことぱーっと忘れちゃえば簡単なのにね」

「できるわけない」

「わかってる。だからあの子は導師なんてやってるんでしょ?」

「……覚悟を決めなきゃってことだよな。僕も」

(この覚悟は『スレイが穢れるかもしれない覚悟』ではなく、

『自分(ミクリオ)も人を傷つける覚悟』だと思いました)

 

 

導師といえど人間だから

人間と関わったことで穢れてしまう可能性がある。

導師が穢れると器としている天族も穢してしまう。

そして穢れた導師は

『戦争なんかと比べものにならないほど

世界を悪い方向へと誘う』

導師はどんなに辛いことがあっても、

穢れないようにしなくてはいけないのね…

それが導師の道。

 

 

◯戦争に参加すると

普通の人間とは圧倒的な力の差を持つスレイが

戦争に参加すれば味方をした陣営が勝ってしまう。

大げさに言えば人間の歴史をスレイたった一人の力で変えてしまう

人を傷つけた心の痛みでスレイ自身が穢れてしまうかもしれない。

 

 

◯戦争に参加しなければ

アリーシャはスパイ容疑で逮捕され命を落としてしまうかもしれない。

そしてスレイは自分を責めて穢れてしまうかもしれない。

 

 

どちらを選んでも辛い…

でもアリーシャの

身の潔白を証明し助けるために

戦争に参加することになったスレイを

穢れさせるわけにはいかないと、

みんなも頑張ろうとしています。

私こういうのが大好きです。

誰かを想って頑張る姿が。

 

前回から間が空いてしまいまして…。

色々忙しくて…。継続は力なりなのに…。

 

 

このブログはゼスティリアが好きな人が読んで

不愉快な気分にならぬように心掛けておりますが、

今回は恨みつらみが出てしまっています。

その恨みつらみとは作品に対する批判ではなく、

批判する人に対する恨みつらみです。

恨みつらみは見ていて気持ちよくないので、

その部分には注意書きをしようかと…。

ちなみに私はゼスティリアが100%大好きで

味方でしかありませんので、

書きながらムキ~!としてます。

 

 

マーリンドの宿屋のひねくれた受付は

実は宿屋のおかみさんだった…。

性格に難あり(攻略本より)だけれど

患者さんの食事をほとんど1人で請け負っていたよう。

 

 

前回までのあらすじ

マーリンドに疫病をもたらす

ドラゴンパピーを浄化し

天族のロハンとそれを補助する

ノルミン天族のアタックが

マーリンドを加護する地の主になることに。

 

 

しかし付近にはまだ強い穢れが残っていた。

今すぐ浄化しに行きたいところだが、

このまま街をあければ、

まだ加護領域を展開できていない、

警備隊も疲弊しているマーリンドが

再び憑魔に襲われた時に

対処できない危険性も残る。

さらにスレイの体調も思わしくなく、

宿屋で休むことになったのでした。

(スレイは過去にも不意にふらつく場面が。

そしてスレイとミクリオの間では

後ろめたそうな隠し事がある。

パピー戦前の宿屋スキット「2人の間柄」より)

 

 

「具体はどうだ?」と

心配するアリーシャに

「平気平気!」と

強がっているかもしれないスレイ。

「昨日のは知恵熱だからね」

「そうなんだよね~」

「おい。なんでボケた僕が

つっこまなきゃならないんだ?」

ミクリオそれボケだったのか。

一生ボケになれないミクリオ。

ボケようとしてボケになれないボケ。

 

 

などと宿屋の前で話していると、

セキレイの羽の馬車が通りかかる。

「橋の話聞いたよ~!すごいね~」

「あれは、まぁ…」

(もしかしてみんなの前で橋を直す直さないで

ここの会話も変わるのかな?と思ったけど変わらず。)

 

 

ロゼ達セキレイの羽はマーリンドの代表の

ネイフトから頼まれ、追加の薬を運んできた。

伝言もわざわざ声真似で伝えるロゼ

『傭兵団に街の警護を頼んだけど断られてしまった、

レディレイクに援軍を要請したけど少し時間がかかる』

 

 

そこから国からの援護を待つのではなく、

傭兵団に警護を頼めばいいのかと気づき

アリーシャが再度その傭兵団を説得してみると。

 

 

「なんでこんな面倒なことしてんの?」

「なんでって…困ってる人をほっとくのイヤだから………」

「ふーん、わかった。スレイが変なヤツだって」

スレイはなぜそんなこと聞くのかと戸惑いがちに答える。

ロゼは見定めるようにしばらくの無言ののちに答える。

 

 

アタックやロハン、ハウンドドッグを浄化したため

マーリンドの街は疫病も治まりつつあり、

スレイとエドナの地神依で基礎を作った橋が

復旧したので薬や物資も届くようになった。

 

 

聖堂の方向へ向かうと、

セキレイの羽と一緒に補給しに

マーリンドに来たという「木立の傭兵団」

(憑魔の)野犬の群れを倒していた。

そしてこんな物騒な街に長居は無用だと。

スレイたちは木立の傭兵団なら

ハウンドドッグ並みの憑魔は無理かもしれないが、

野犬に憑いたものなら戦うことができるのではないか!

と街の警護を頼んでみることに。

 

 

「あの。頼みがあるんだけど」

「俺たちは『木立の傭兵団』だ。

ガキの子守は受け付けてないぜ」

 

 

「あなたたちにしかできない仕事だ」

強面お兄さんに対するスレイの冷静さ…。

「仕事」と言い換えるスレイのかしこさ…。

 

 

「団長のルーカスだ。仕事ってのは?」

しばらくの間マーリンドを守って欲しいと頼むも、

 

 

「前にも頼まれたが断った。

疫病の街の警護なんておっかなすぎる

(あなたそんなに強面で百戦錬磨な見た目なのに

意外と臆病?と思っていました。)

 

 

「こいつ噂の導師ですぜ」

「こんな若造なんて冗談だろ」と言い放つルーカスに

ミクリオはイラついてしまったのか

前のめりになっている。可愛いやつめ…。

言われている張本人のスレイは

ミクリオを見やり、冷静に話し始める。

(ミクリオが自分の代わりに怒ってくれるから

スレイは冷静になれるのかもしれない…)

 

 

マーリンドを元に戻す方法を見つけたけれど,

それには街をあけなきゃならない。

でも警備隊は疫病のおかげで野犬相手でさえ

まともに戦えない。と説明する。

 

 

「俺たちを利用して、美味しいところを独り占めする腹なんじゃ?」

「そんなことはしない」とアリーシャが反論するも

「口で言われてもなあ」

 

 

傭兵ってのは金で動くもんだ。

本気ならこれからいう金額を持ってきな。

話はそれからだ

提示された金額は5000ガルド。

傭兵はボランティアではなく、職業なので

素直にお金を払いました。

 

 

「思ってた導師とは違うな。ちょっとは信用できそうだ」

「金を出せば信用するのか?」

「じゃあなんで動いたら御満足なんだ?」

「使命感や義侠心」とアリーシャは答える。

 

 

「俺の部下が疫病で死んだとしてだ。

そんなもんが取り残された身内の世話をしてくれんのか?一生?

だが、金があれば報いてやることができる。

俺は部下たちとそう契約してる。

だから奴らは命賭けで戦えるんだ。

もっと現実を見な、お嬢ちゃん」

 

 

ぐうの音も出ない正論…。

 

 

「現実…か」と呟くスレイ。

(なぜ現実かと呟かせたのかと思ったけど、

ここからスレイは様々な現実を目の当たりにするのだ…

にしてもスレイは適応能力が高い。かっこいい。)

 

 

そして依頼を受けてくれることになったが、

見返りに……

「この街好きにしちゃっていいよな?」

(少し笑ってしまったんだけど笑い事ではない)

 

 

「本当にいいのか?スレイ」と

声をかけるミクリオの方を見て

「心配ないよ。契約を重んじる人が、

そんなことしないさ」

スレイさんカッコ良い。

今までの言動から冷静に分析をしたのね。

ルーカスにはミクリオが見えていないのに

スレイはミクリオの疑問に答えたり

堂々としていてカッコいい…。

 

 

「合格だな」

部下に指示を出した後に

釣り銭を渡してくるルーカス…

「仕事は適正価格で受ける主義でな」

2500ガルドで受けてくれるんですね。破格。

 

 

「大樹の華」

マーリンドの大樹が花をつけていた。

『聖なる大樹そびえし学都、マーリンド』

『その梢に輝くは、学問の実と芸術の華』

この花みたいに戻るよな。学問も芸術も。

エドナは珍しく「大したものね」と感心したご様子。

花粉のせいでくしゃみをするスレイ。

 

 

マーリンドの警備をルーカス達に依頼し

スレイ達(私)は間違えて

グレイブガント盆地に行ってしまう。

マーリンド、盆地近いんですね…。

気を取り直し一行は強い穢れを感じるボールス遺跡に。

 

 

「憑魔の住み処」

この森もかつては遺跡だったのに

今では憑魔が住み着いている。

どの遺跡にも穢れが広まっていると悲しげなスレイ。

そんなスレイを見てミクリオは少し考えた後に、

 

「遺跡が憑魔の巣なのは、僕も残念だよ。

けど、探検しながら憑魔も祓えるのは、一石二鳥じゃないか?

どんな探検家や歴史家でもできなかった冒険だ」

激励を送るミクリオ…なんて良い子…。

 

「前向きだなぁ、ミクリオは」

「はぁ!?」

「うん。悩んでても答えは出ないしな。

それくらいノーテンキな方がいいよ」

スレイさんに言われるとショックです。

「行こうぜ!ポジティブミクリオ!」

「お前!わかって言ってるだろ!?」

略してポジリオ。

スレイもミクリオが励ましてくれたから、

わざとふざけたのではないでしょうか…。

スレイのためにミクリオが何かしてあげるのが好きです。

ここは友情というより家族愛に近いような。

無償の愛、そんな二人が好きなんです。

ただひたすらに家族愛を感じてる。

 

 

エリクシール発見!

人の世界に残っているエリクシールは教会が管理してる。

スレイは一口飲んだけどミクリオは飲まなかったのでしょうか。

(のちに飲むことになる運命)

 

 

聞き逃したスレイとアリーシャのリザルトでの会話。

スレイの右の防御が甘いというアリーシャ。

 

 

巨大な岩を迂回し奥に進むと

強い穢れを放つ変異憑魔が現れる。

戦闘終了後に

エドナとライラが戦闘不能になっていて

かなりショックを受けました…。

難易度変えようかな…。

 

 

そして戦闘が終わった後のスレイは…

「ふぅ…これでマーリンドの加護が……」

 

気づいてしまった。

 

スレイの顔、右目が明らかにおかしい。

引きつっている。

(これには衝撃だった。)

 

 

憑魔は倒し切れておらず、油断していたスレイを庇い

ミクリオとアリーシャが憑魔にぶっ飛ばされてしまう。

とっさにスレイはライラと神依し、憑魔を完全に浄化。

(スレイは吹っ飛ばされた

アリーシャの名前しか呼ばなかったのは何故だろう。

ミクリオが見えなかったのか…?

位置関係がつかめず把握できなかった。ワタシポンコツ。

なぜなぜ??)

 

 

倒れたままのアリーシャを回復させるライラ。

エドナはスレイの右目側に傘を向け

「見えてないんじゃない、目?」

 

 

従士契約の時にライラがスレイに耳打ちをしたのは

おそらく契約の反動の恐れがあるということだったのでは。

「いや…オレがぼうっとしてたから…」

 

 

(1周目の時は耳打ち場面全く覚えておらず…

ミクリオと喧嘩したのが悲しくて…

2Pちゃんは「なんかあるな」と言っており、

観察眼がすごいなと思った)

 

 

「ヘタしたら死んでたわ。アリーシャもミクリオも」

エドナはいつもの冷めた口調ではなく厳しい口調。

エドナに強めに言われ俯くスレイ。

 

 

「僕はいい!アリーシャのために黙ってたんだ。スレイは」

「そうだと思います。ですが…」

「限界でしょ」

ミクリオも俯いてしまう。

 

 

従士契約をしたアリーシャの

足りない霊応力を補うために

スレイは反動を受け、右目の視力がなくなっていた。

(ミクリオと陪神契約・神依をした後、

バルトロ大臣に王宮に招かれ、逃げてきた後、

パピーを撃ち落とす際にスレイの右側の

視界がぼやける描写がある)

 

 

アリーシャの「穢れのないハイランド」という

夢や期待に応えるべく、また仲間に心配をかけないよう、

スレイは黙っていたのでは。

 

従士契約の際にライラはスレイに何か耳打ちをしており、

スレイはわかっていて契約をしていたが、

アリーシャには伝えていなかった。

スレイはきっと軽く考えていたし、

ライラも反動のことはアリーシャに伝えることはしなかった。

(霊応力がない人が多い今の時代で

従士契約を結ぶ経験が少なかったために

ライラも油断していたのでは…)

 

イズチからレディレイクに降りてくるまで、

水道遺跡での喧嘩、仲直りの陪神契約の際も

スキット、アニメーションなどなど

ほぼ徹底してミクリオは定位置のスレイの左側にいた。

 

スレイはどの段階で右目に異常が出ていたか明確ではないものの

1回目のふらつき(ガラハド遺跡、ミクリオと陪神契約・神依後)

の時点でミクリオは不審に思っていたよう。

ミクリオが確信を持った描写はなかったが、

2回目のふらつき後からはほぼスレイの右側に立つように

 

ミクリオはスレイに何か言った訳ではないので、

立ち位置の変化に気がついていないプレイヤーも多いのでは。

しかし宿屋のスキット「二人の間柄」で

何かが起こっていると気づくことができる。

(ミクリオの立ち位置を発見した方に拍手…)

 

ミクリオはスレイの右目の不調を察し、

スレイの気持ちまでも察し、

スレイが見えないであろう右側に立ち

何も言わず支えていた。

 

片目が見えていないと距離感がつかめない。

(片目を瞑ったまま、一本は芯を出したままの、

もう一本は芯を引っ込めたボールペンを

合わせようとすると、

距離感がつかめず失敗します。)

スレイは今までそんな状態で戦ってきていたんだ。

ミクリオがサポートをしていたとしても、

現実は憑魔に気づかず

「死ぬところだった」

 

それでもスレイは

「いや…オレがぼうっとしてたから…」

と誤魔化そうとするんだ…。

アリーシャの夢と仲間に心配をかけないよう、

そんなことを言っていますが、

何度もいうけど「死ぬところだった」んですよ…。

その現実を見ない甘さで殺されるところだったんですよ…。

死んだら何もかもが終わりなんだ。

だから無理する必要は本当になかったんだ…。

 

 

エドナははっきりと

目が見えていないのではないか。

アリーシャとミクリオが死ぬところだった。と

厳しく現実的なことを述べる。

ミクリオはそんなエドナからスレイの味方をしようとする。

(にしても「僕はいい」ってあなた。泣。)

ライラは黙って無理をしていたことに悲しみ、

それぞれがそれぞれにスレイを心配してる空間。

 

 

「限界でしょ」

「わかった」

(自分の限界を認めるの辛かったろうなとも思う。

スレイの初めての挫折)

 

 

「大丈夫だ…私なら」

アリーシャは起き上がれるまでになったようだ。

今はそれでいいと思う。

 

 

相変わらずの沈んだ雰囲気を変えるために

ライラは努めて明るい声で

「ロハンさんの領域、展開できたようですわね」

と言ってくれるのがありがたいです。

エドナもいつものさめた口調に戻って

「一件落着。帰りましょ」

(二人とも戦闘不能のまま終わらせてしまって

本当に申し訳ないです…)

 

 

スレイは座ったままのアリーシャに

笑顔を向けて手を差し伸べ

「行こう」

自分のせいでと思ってるよなアリーシャは…

 

 

「木立の傭兵団」

彼らのように信じるものに

自分の在り様を委ねる人間は、むしろ純粋。

穢れとは単純な善悪ではない。

悪人だからこそ穢れないこともありうる。

穢れは難しいと悩むスレイ。

その心が大切らしい。

 

 

人の賑わいが聞こえるようになったマーリンド。

しかし不穏な会話も聞こえてくる。

 

 

ルーカスに無事やり遂げたと報告。

「街の治安は見ての通りだ(ドヤ」

ルーカスたちはそろそろマーリンドから出て行くらしい。

別の依頼が入ったとか。

 

 

スレイ達も宿屋に戻る。

明日になったらマーリンドを出発するつもりだ。

と話していると

いきなり窓から「なぜだ?」と入ってくるのは

風の骨の頭領。

何も喋らないと思ったら

頭領に憑いているらしい風の天族デゼルが現れる。

 

 

「なぜマーリンドに留まらない?」

「当然なんなんだ!」と言うミクリオに

「ガキは黙れ。導師に聞いてるんだ」

が、ガキ…カワイソ…

なぜ街を救った恩と称賛を捨て、

そうまで自分を犠牲にするのか。

スレイは向き合い

「ここでできることはやった。

別の場所に知りたいことがある。それだけだよ」

「変わってるな」

「そっちこそ」

冷静なスレイさんかっこいい…。

 

 

「オレ以外にもいるんだな。天族と一緒の人間が」

「暗殺者だけどね」

スレイは暗殺者だから

どうこう関係ないんじゃないかと思う。

 

 

「あんな奴のことはどうでもいいさ。

問題は、僕たちがどうするかだ。行き先は?スレイ」

ちょっと口悪いミクリオボーヤ。

「決まってる。ローランス帝国だ

 

 

「いいですね!憑魔にも遺跡にも国境線はありませんし」

しかし黙ってしまうアリーシャ。

ハイランド王国にとってローランス帝国は敵国である。

 

 

出発前にロハンたちに挨拶を済ませた後、

突然アリーシャは

「私は残る!」

「え?」

そう言ったスレイは一緒に行くつもりだったのか。

目が見えていないのに。そして敵国なのに。

 

 

正式にロハンを祀る人を見つけた方がいいし、

マーリンドの状況も報告しなくてはいけない。

それはその通りだけれど

一番の理由はアリーシャが契約の反動を気にしてるから。

 

 

ライラはスレイを促し、

「今までありがとう、アリーシャ」

「こちらこそありがとう、スレイ」

手を差し出すスレイとアリーシャ。

「雰囲気作りすぎ」

「一生の別れでもあるまいし」

アリーシャさんライラ達には挨拶せんのか!

 

 

ライラがスレイを促したのは

このままだとぐずぐずと

別れを告げられないからだと思いました。

アリーシャの夢に協力したい、

旅を続けたいという気持ちを優先し続けては

スレイの右目は治らぬまま。

スレイの甘さを断ち切るために

ライラは厳しさを持って促したのでは。

何度も言うように死ぬところだった

死んでは何もかもが終わってしまう。

 

 

アリーシャは旅をしたかったし、

でもスレイに負担をかけたくないという

気持ちから残ることを選択したけれど、

微笑んで

 

「頑張るよ。穢れのないハイランドを作るために」

 

 

と言ったのは嘘じゃない。

アリーシャのスレイに負担をかけたくないとの

気遣い、心遣いがとても好きです。

その気持ち、ちゃんと受け取りました。

 

 

「オレも、オレの夢を追う」

 

 

アリーシャとスレイの夢は違うんだ。

スレイは「人と天族が共存できる世界」のため

これからローランス帝国に向かうけれど、

アリーシャは「穢れのないハイランド」を

作るためにそれぞれの方向を向いて頑張る。

 

 

一緒に旅をしてきてアリーシャは

まだまだ青いところがたくさんありました。

そこでそんなこと言う?と思ったり、

厳しい対応をしてしまったり、

頭より体が先に動いてしまったり。

ルーカス達の交渉もスレイの冷静さによって成立したり。

アリーシャはスレイに支えられているのだと

感じてしまうところが多々ありました。

 

 

普通の女の子ならばそれでいいのかもしれないけれど、

アリーシャはハイランド王国の王女。

政権を握っているバルトロ達と戦わなくてはいけない。

いつまでもスレイに支えてもらうわけにはいかなかった。

アリーシャの離脱はアリーシャが王女として

立って歩かないといけない始まりだったのかなと思います。

アリーシャに従士契約の反動を黙っていたこと、

あらかじめ伝えておかなかったことは、

アリーシャを傷つけ、

スレイもライラもミクリオもミスを犯したのかもしれないけど、

そのぶん旅を続け様々な天族や人に出会うことができたのは

アリーシャの世界を広げ、良い経験、思い出になったのではないでしょうか。

ちなみにもし反動を隠し通すことができた場合、

アリーシャはローランスに行ってしまったのかな。

ハイランドを放って?ちょっと考えられない…。

 

 

人と天族の間には霊応力という壁があり、

2種族間が触れ合うため、そんな壁を越えるには

今の世界では一人の青年の

身体機能を奪わないといけない現実…。

でも人と天族の共存を目指すなら

いつかはそんな壁は壊せるかもしれない。

 

 

次は8月になるかもしれません。

次回はしんどい展開ですね…。

 

 

 

 

◯以下注意◯

恨みつらみ。書いてみたら結構根深い。

ネタバレあり。

 

スレイの引きつった右目、

見てて痛々しいと言うか

それで我慢して平気な顔してたの

無理しすぎでぞっとしてしまった。

一目見ただけで異常な状態だと思った。

 

でもそれを解決するんじゃないのか?

解決せずに離脱?という批判。

何度もいうように仲間が死ぬところだった。

そしてあんな異常な顔を見て、

右目失明してますと公開したから

仲間がサポートしつつ旅を続行しますか?

解決法いつ見つかるとも分からないのに?

根性論で乗り切りますか?

あんな状態で命がけの旅を続けさせるのは

とてもとてもとても残酷だと思った。

 

そういう反動の設定にする必要あったか?という声も。

ただ気に食わないからって

設定まで否定してしまいますか…と唖然です。

そんな簡単に人と天族は触れ合うことができないし、

だからこそ天族への信仰は薄れ

天族は人間から離れて

街も穢れやすくなっているという。

そして決戦前夜のスレイの答え行動にも繋がるのに。

 

今あの状態から脱するには

従士契約の解除という確実な方法がある。

スレイがいくら隠そうとしても

ミクリオがカバーしても

こんな顔をしてまで

無理してアリーシャを従士にしてよ

との考えの方がおかしい。

死んだら何もかも

「穢れのないハイランド」という夢も

終わってしまうのに。

アリーシャはハイランド王国の姫であり、

死んでしまったら混乱が起こってしまうのでは?

一番はアリーシャが死んでもいいのか?

契約の解除はアリーシャの身の安全のためでもあるのでは。

ライラが解除を促したのは

みんなの命を守るためではないのか。

優しく甘いスレイに決心をつかせるための

ライラの優しくも厳しい強い心ではないのか。

 

スレイはライラの言いなりって、

ライラのクリア後のサブイベント見ました?

世間知らずなスレイが導師として道を誤って

人として駄目になっていくところをライラは見過ごせる?

ミケルの二の舞にさせたくなかったって。

間違いなくあのパーティーを動かしていたのはスレイだし、

スレイだからこそ天族・人間との信頼関係が生まれたし、

最後の決断に至ったのでは。

 

アリーシャの代わりはロゼなのかて…。

姫と暗殺者イコールになってない。夢も目的も違う。

ミクリオの言う

「同じものを見聞きできる真の仲間」

アリーシャは違うのか?って…

「スレイには人間の仲間が必要で天族の自分では

同じものを見聞きできるか分からない」

という切ない気持ちからの発言。

なぜロゼとアリーシャの比較発言だと

誤解してしまったのか。

 

従士契約を解き

今のアリーシャに天族は見えず浄化の力も

使えなくなってしまったけれど、

アリーシャはおかげで天族の存在を信じることができた。

それはもうミクリオがスレイに

必要と望む真の仲間なのではないか。

 

設定資料集のデゼルのところに

「世界観とキャラが出来上がった段階で~

アリーシャは途中で離脱するキャラですが~」という文。

他キャラを贔屓にするためにシナリオを

途中で変えたとかはないと思う。

 

じゃあ何がいけなかったのか、

原作ゲーム本編では

アリーシャの途中離脱は作り込む時点で決まっていた。

それがチーム全体に伝わっていなかったのか、

発売前宣伝の際にアリーシャが大きく

注目されてしまった。

そして期待からインタビューなどから事実と異なる

発言が雑誌やネットの掲示板に書かれてしまった。

 

ゲームのパッケージ絵やオープニングを見れば

誰が主人公にとって重要な人物なのかは明確で、

なぜ発売前宣伝の際に誤解を招くような事態にしてしまったのか。

ゲーム会社の内部の事情はわからないし、調べようとも思わないです。

 

でもそれはゲーム会社の問題であって、

スレイ達の旅には全く関係ないことだと思う。

それを根も葉もない噂やよく読み込んでいない内容を

あたかも事実のように広めた人たち。

それに便乗した人たち。

楽しかったですか?

もうほとんど覚えてないでしょう。

でも私はふとした瞬間に悔しさを思い出し、

行き場のない怒りをどうしたらいいのか分からないです。

 

誰がヒロインか、

そんなのゼスティリアには必要ないと思います。

スレイは子供をつくらない天族という種族の中で、

特殊な環境の中で育ってしまったから、恋愛も必要ではないと思う。

異性との恋愛より同性との家族愛はいけないことなのか?

ヒロイン=恋愛相手ではないし

女性陣はみんな頑張ったし、みんな可愛いと思う。

全員ヒロインでもいいか?

 

そしてスレイは永きを生きる天族に育てられ

普通の人間とは違う感性を持ってる。

スレイは私の投影ではなくスレイです。

私ならこんな行動はしないではなく、

スレイならこんなことするんだという考えでやってました。

スレイの旅なんだから。

他作品のキャラクターならこうするのになど

話にならなさすぎて…

 

何か動きたいと

こんなブログを書き始めた。

これから機会があったらどんどん好きを伝えたい。

そして自分は誰かを傷つける人にならないよう

努めていくつもりです。