内覧会のご案内を知人よりいただきました

 

武者小路千家の茶人に好まれた

三砂良哉(みさごりょうさい)

を大々的に取り上げる

日本初の展覧会でした

 

 

私がファンであります

武者小路千家の若宗匠の講演会

もありました

 

 

内覧会も講演会にも都合がつがず・・・

 

しかし

なんとか終了ぎりぎりに伺うことができました

 

場所は

大阪池田市の逸翁美術館

逸翁とは小林一三の雅号

阪急電鉄や宝塚歌劇団などを設立した実業家

だそうです

 

 

 

チラシなどで拝見するだけでも

三砂良哉の作品の素晴らしさは想像できました

 

行ってみて

びっくり!!

 

チケットのデザインにも使われている

こちらの薄茶器の百合の蒔絵

 

雄しべの部分は高蒔絵になっています

そして

花びらの部分は螺鈿

 

『黒地百合蒔絵螺鈿中次』

 

まずこの作品に魅せられました

 

 

次々と現れる作品たち

 

高い技術を駆使して作られていることがわかります

 

そして

 

対象をよく観察し、写し取り

デザインとして表現し直すそのセンスにも

驚きました

 

撮影そしてSNSへの投稿が許された作品の一つです

『黒地石蕗蒔絵盆』

 

 

もう一つ

黒地蜜柑蒔絵手箱

 

蜜柑の肌の表現

葉が黒地から浮き出るような表現

美しく精巧です

 

 

 

ここで漆工用語についての説明をいただいたので

書き留めておきます

◎は私が持っている道具に使われている技法です

 

螺鈿(らでん)◎

夜光貝・鮑貝・蝶貝などのかいがらを模様に切り取って、

器物にはめ込んだり、貼り付けたりする

 

青白く光って美しいです

 

溜塗(ためぬり)◎

最終的な上塗りに透漆(すきうるし)を塗る技法

記事をみせたまま透漆を上塗したものは

木地溜塗という

 

高蒔絵(たかまきえ)◎

文様を高く盛り上げて、立体的に見せる技法

蒔絵文様以外の部分はすでに仕上がった状態で行うため

高い技術を必要とする

 

梨子地(なしじ)

漆塗りの面に梨子地粉を蒔き

その上に梨子地漆を薄く何回にも分けて塗り

研いで仕上げる技法

霞梨子地や叢梨子地(むらなしじ)など

種類がある

 

棗の内側でよく見かけます

 

漆絵(うるしえ)

透漆に天然顔料をよくまぜあわせた色漆で

模様を描く技法

古くは赤・黄・緑・黒・褐色

のみであったが

現在は白いがいの色漆の調合が可能

 

この技術を使っている作品は

天才の仕事といえども

どうもイケてない感じがしました

 

 

書割(かきわり)

蒔絵をする際に

葉脈などの界線を表す部分の地塗り部分を塗り残して

金粉を蒔く技法

描きたい部分には金粉をつけないで表現する

 

知らない用語も必死で読みましたが

知らなさすぎて・・・

 

 

 

松古材に溜塗した茶器

白樺木地の茶器

栗の木・茶の木・松の木・春日杉・桜の木

それぞれの木の肌を生かした茶器

 

また

 

ムベの実の香合

栗の実の香合

かりんの実の香合

など

そのまま実を乾燥させて

内側に漆を塗ってあるものが珍しかったおねがい

 

 

とにかく高い技術をもつ!

天才

というのは嘘じゃないなー

と思いました

 

 

ただし

茶席で自分が使うのであったなら・・・

 

と思ってみると

どれも派手すぎて

私の道具では釣り合わないぞ!

と思うし

他の道具を抑えそれ一点を見せる方法

しか思いつきませんでした

(でも私が手に入れることは不可能ですから

全然心配はいらない泣き笑い

 

 

 

気になったのが

『朱地葎蒔絵四方盆』

 

葎(むぐら)という雑草を素敵なデザインとして描いています
 
朱塗りに金色で描かれていて
心ひかれました
 
雑草にも心を寄せて蒔絵とした作品
こちらが欲しかったおねがい
 
 
これだけの技術を持っていても
弟子をとることもなかったため
後世に引き継がれることがなく
知られていないようです
残念
でも
紹介いただいたことで見ることができて
本当に感謝しています
ありがとうございます、Sちゃんハート
 
 
「漆芸」は日本が世界に誇る伝統的な文化です。
元旦に起きた地震では漆工芸品の一大産地である輪島が大きな被害を受けました。
本展の開催を通じて「漆芸」に興味関心を持っていただくことで、
輪島の復興の一助にもなることも期待するものです。

 

美術館のページにかかれていました

 

浅葱庵でも

輪島塗の道具を使うたびに

輪島を思います

 

坪庭

 

茶室も見学できました

 

 

遠かったですが行けてよかったです

 

 

すぐ近くにある

「一三記念館」の拝観券もついていたので

徒歩にて

庭園と洋館と三つの茶室

 

堪能いたしました