6月も半分過ぎたところで

 

久しぶりの師匠稽古に伺いました

 

この日

体調がすぐれないわけでもなく

取り急ぎの仕事もなく

しかし

心がざわざわしていました

 

なんでかな~

 

 

着物に着替えて師匠宅へドライブです

 

 

白い涼し気なお着物の師匠に久しぶり

(と言っても3週間ぶりくらい)

にお会いして

 

嬉しい♥

 

 

お軸  読めますね!

 

と言ってくださり

床前で読んでみますが・・・

 

 

田上の蛍

正臣

 

もう最初から・・・

 

去年も教えていただいたのに

仮名文字教室にも通っているのに

 

飛ばし飛ばしわかるところだけ拾い読み・・・

 

 

足りない部分を師匠が教えてくださって

表装のことも説明いただきます

 

田んぼの水のような濁った色

夜を表す暗めの空

 

キラキラ光る金粉が蛍

 

お軸を拝見するということは

これら全てを味わうものなのだと

感じます

 

 

 

この日は

切り合わせの鉄風炉

即中斎好写溜塗小四方棚

 

先月は棚がなかったので

新たな気持でお点前です

 

まずはお濃茶

 

とにかく無心でやることを

自分に課しました

 

四方さばきのときだけ

台天目の真のたたみ方とごっちゃになって

止まってしまいましたが

それ以外は体が動きました

 

建水を下げるとホッとしておしまい

にしようと思いました

「水次薬缶を」

と師匠に言われて・・・

 

 

何回やっても

まだまだです

体に染み付くまで繰り返しやらないと

上のお点前にいくと

困る滝汗

 

 

(今週末、茶通箱と唐物のお稽古が入ってます)

 

 

続いて薄茶です

 

二飾りを解くところから

 

茶器が中次

 

杉に茶をはく

二拭き

横から持つ

 

それに加え

 

茶杓はぺたっと置く

 

ここに注意でした

 

 

 

水指が目を引きました

 

 

小四方棚にあう背の低いものです

 

古瀬戸 破風窯(はふかま)

渋紙手

 

だそうです

 

時代は

「建武の新政」の頃

1333年ごろ

すっごい昔じゃん!!

 

加藤藤四郎政連 がつくる

柿渋を塗ったような色合いの陶器を呼ぶようですびっくり

 

 

上からちょっと押しつぶしたようなかたち

もしかしたら

窯の中でクシャンと潰れたのかも?

でも

それが味わいになっています

 

 

師匠のところのお道具は

時代があるものが多いのです

 

私もそんなお道具がほしい

という見本でもあります

 

 

さらに

 

お軸も仮名文字の和歌などが多いのです

 

一行物よりも

浅葱庵には軽いものが似合うと

師匠にも言われています

 

ほしいお軸の見本が

この日の掛け軸でした

 

 

師匠の前で点前をするとき

緊張します

でも

無心にできるようにと思います

 

薄茶になると

師匠はいろいろなことを話しかけてきます

それは

話しながらでもお点前ができる訓練のため

 

 

やっぱり

師匠に教えていただける時間は

緊張を伴う

楽しいときです

 

 

 

 

行く前の

心のざわざわはすっかり消えていました

 

 

 

 

 

師匠ありがとうございました

 

 

この日は夜から研究会

 

それまでの時間いったんお暇し

また2時間後にうかがいました

 

 

 

菓子 「天の川」甘春堂製

 

菓子皿 北大路魯山人写し 糸巻き皿

 

七夕が近いです