6月10日は旧暦五月五日でした

 

端午の節供の設えでお稽古をしました

 

 

法多山イベントイロトリドリ

では

お盆に茶道具を組み合わせて体験していただいたのですが

 

生徒さんはやったことがないものでした

 

 

この

もとになるお盆点があることを

お伝えしたくて

 

お盆点

のお稽古にしてみました

 

 

玄関には

 

「菖蒲と蓬の貝合せ」

 

ブロ友さんの作品です

 

そして

「吹毛剣 兜の画賛」

 

 

 

軸「の画賛 直下三千丈」

 

 

花入 耳付高砂花入

 

鯉が滝を登り龍になるんですウインク

 

 

花 菖蒲・ネジバナ・蓬

 

土筆のように見えるものは

菖蒲の花です

 

菖蒲はちぎると爽やかな薫りがして

蓬とともに邪気を払うとされています

 

 

 

表千家のお盆は

大きめです

 

 

このお盆は

即中斎好み 溜塗ろくろ目略点盆

 

 

帛紗をかぶせて点前座に持ち出します


 

輪の部分が右です

 

 

 

 

 

 

 

 

ポットでも良かったのですが

せっかく茶室で畳でのお稽古ですから

 

手焙(てあぶり)に鉄瓶を掛けました

 

 

鉄瓶の位置が低すぎる?

わからずこれでよしにしました

 

もちろん灰と炭と五徳が

手焙の中に入っています

 

 

南部鉄瓶

なのですが

よく湧きます炎

 

 

建水は七種建水の一つ

 

唐銅槍の鞘

(からかね やりのさや)

 

 

生徒さんに説明するときに

「鞘」という言葉がでてこなくて

 

槍の先にかぶせて

危なくないようにするやつ…

え~~~っと

何だっけ滝汗

 

そのとき生徒さん

「あ!わかります、槍のキャップですね!!」

 

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

そうそう

 

面白すぎて、本来の名前が一層でてきません

 

また

思い出したらね

 

ということがありました

(無事に思い出して伝えられました)

 

 

この「槍の鞘建水」

よく使う建水に比べて細長く口も狭いのです

 

柄杓蓋置を使う場合には

柄杓に蓋置を通して持ち出すという

特殊な扱いをします

 

しかし

表千家では習っていないため

お稽古ではできないと思っていました

 

 

盆点て+鉄瓶=柄杓蓋置を使わない

 

下矢印

 

よってこの「槍の先建水」の登場が叶ったのでした

 

 

 

 

生徒さんが選ばれたお茶盌は

「仁清写竹に蜻蛉図」の平茶盌でした

(写真はありません)

 

通常の茶盌より口が広いお茶盌から

口が狭い建水に湯をこぼす事になりました

 

 

いつも言っているように

 

同心円の中心を合わせるようにすれば

茶盌の湯はちゃんと建水の中に落ちるからね二重丸

 

生徒さんちゃんとできましたOK

 

普段からやっていることが

ちょっと違う道具や点前になったときに

試されるんだなー

自分のこととして思いました

 

 

 

お茶を掬ったすがたも美しい照れ

 

 

 

 

 

2年前の6月5日に茶道教室を始めました

あれから月に一回(お休みもあります)

お茶のお稽古を続けられてこられた生徒さん

 

 

盆点てはお家でもできますよ!

という話になったとき

 

 

この間お友達来たときには

やっぱりティーバッグのお茶にしちゃいました

 

せっかくお茶を習っているのに

もったいないな

と思いました

 

 

とおっしゃられました

 

おおおおーーーー!

 

嬉しいお言葉でした

お茶が身近になってきているということですよね

 

そうやって

いつか 初対面の人の前でも「野点」できる人になってしまうかも(私のことですが)チュー

 

 

 

この6月から

お稽古場の茶筅を煤竹にかえました

 

 

イロトリドリの経験から

茶筅の扱い方が丁寧だったり正しかったりするための力加減

というものがあって

 

それを間違うと

茶筅がの先が折れるんです

 

煤竹は柔らかいので

本当に気をつけないといけない

 

それをお稽古から実感していっていただきたいし

今のレベルまで来た生徒さんたちならば

折らずに扱うことができるという判断です

 

月一回のお稽古でも

継続は力なり

 

生徒さんの成長が嬉しい日でした

 

 

続けてくれてありがとうございます

 

 

 

襌の着物に大人の兵児帯

 

暑かった(エアコン入れてしまいました)